吉松温泉ビジネスホテル

January 21 Fri, 2011

2011年も20日あまり過ぎ、希薄だった正月気分も更なる彼方となりました。
アルバイトが生業となったきょうこの頃、ホームグラウンドの四国から、南九州は鹿児島に舞台を移して5回目の森林調査補助員を昨日めでたく終了しました。
ほぼ、えびの高原といってもいい鹿児島県の湧水町、とある温泉宿が面白かったので。


温泉噴出小屋?

調査員の方から送られてきた宿泊リストに「吉松温泉ビジネスホテル」を見い出して、Googleで検索してみると何やら面白そうな「ビジネスホテル」でした。
「家族湯が8つ」「モール臭」「茶色」「200円」「鄙びた」というキーワードに期待をいだいて辿り着くと、期待を裏切らない鄙びた趣き。
道路に沿って家族湯棟があり別棟に「ビジネスホテル」という配置なのですが、「ビジネスホテル」には鍵が掛かっていたので温泉の受付に行き、ばあさんに鍵を開いてもらって、引き戸を開くと左右にズラッとリクライニングシートが迎えてくれる威容に少したじろぎながら部屋へと向かいました。
6畳ほどの部屋は、エアコンと炬燵があり隙間風対策は完璧です。
更に引き戸を開くと、洗面所とトイレが並びその向かいには「バスルーム」が、なんとタイル張りの湯舟と重量感のあるケロリン洗面器が迎えてくれます。
片面が傾斜していて、しばしのまどろみも楽しめるタイル張りの湯舟に、茶色で少しヨード臭のある湯を派手に流しこむと、元々湿っぽかった「バスルーム」が一気に曇ってしまいました。
いやー、なんともよろしい「バスルーム」の「鄙びた」風情でした。
石鹸もシャンプーもちゃんと泡立ち、ヌルヌル感がある温泉成分は肌からゆっくりと立ち去り、湯冷めもしなくてよろしかったです。
素泊まり3000円で食事の提供は出来ないとの事、1人200円の家族湯も無料で利用できます。

家族湯は大小8つあり、10人ほど入れる大きな湯舟もあると「ビジネスホテル」改め「宿」のおばあさんが話してくれました。
ついでに、話してくれた事。
玄関入って直ぐのリクライニングシートは新幹線のもので、近くにある解体工場から貰って来た。
源泉は庭先で、エアーで噴出させている。
隣の温泉は無色透明で、ここより狭い家族風呂は600円。

えびの市までは車で数分のこの辺りは温泉の看板だらけ、庭先をボーリングして温かいのが出たら温泉開業というパターンなのでしょう。
鄙びた「吉松温泉ビジネスホテル」、部屋の前の廊下にはカセットコンロや長テーブルが無造作に置かれて、大部屋で宴会出来るみたいなので、自炊も出来るのではないかと。・・・・仕事で滞在しても食費を安く上げる事が出来そうなので「ビジネスホテル」という看板にも納得、かなり気に入りました。
おすすめです。

Posted by kus : January 21 Fri,2011 17:41  Comments(0)
 

Comments

Comment










名前、アドレスを登録しますか?




Securty Code: 

Spam対策のため、上に表示されている数字を横のボックスに入力して下さい。



 
 
Bicicletta Velo Bicicleta

Movable Type         3.11-ja
Copyright 2004-2012 Masayuki Kusunose