倍々速、倍速

January 17 Tue, 2006

Appleのトップページ、
「ついにIntelプロセッサをMacに搭載。その可能性はPCを超える。」のコピー。
その下にMacBook Pro(Powerbookの後継機)とiMacのお写真に添えて、
「4倍のスピード。ついに願いは現実に。」(MacBook Pro)
「2倍のスピード。感動も2倍に。」(iMac)
あんたねー、この前までIntelプロセッサ搭載したWindow$マシンとグラフィックスやらの処理スピードの比較広告をやって、あたかもPowerPCというプロセッサの上にOSX積んだAppleマシンがNo.1と言ってたじゃあないですか。
まあマシンとOSをセットで商売しているから、一発ヒットを飛ばしても需要に追い付かないIBM製プロセッサに見切りをつけて、ゴロゴロ転がっているIntelチップに乗り換えるのは当り前ですか。

「ついにIntelプロセッサをMacに搭載」......リンゴスター(Apple)よ、ついにMotorola、IBMの老舗陣営にからWintel(Widows+Intel)の新興陣営に下ったか。

「その可能性はPCを超える。」......リンゴスターの言うPCという意味が分からない、常識っていう言葉を使うとパーソナルコンピューターの事をPCと略すから、リンゴスターの製品群もPCの範疇に入ってるはずです。
PCを超えてしまうと、あいまいさと厳格さと感覚で事象を処理していく人間の脳味噌にせまる超人工頭脳か? 記憶力は導入してから直ぐに落ちていくだろうなー。

「4倍のスピード。ついに願いは現実に。」......そりゃあ、スピードアップは誰でも望んでいますよ、どのソフトで4倍になるのか分からないのですから、粉飾決算の匂いプンプン。
もしそうだとしたら、この前までのPowerPCプロセッサのキャッチコピーは虚偽ですねー、Intelプロセッサより速いと言ってからねー。
.........あっ、Intelプロセッサの上にOSX載せるとWindowsよりも、速いよって事を言ってるのですか?

「2倍のスピード。感動も2倍に。」なんとなく全てのシーンでそうなるかの様なコピー、そんなのあり得ない事はガキでも分かっているよ、感動を与えるのはどんなシーンでもスピードのみに依存していない。

さて、「ついにIntelプロセッサをMacに搭載」のリンゴスターは、信者、殉教者からお布施をガポガポ頂けるのでしょうか、まあ間違いなく人柱は何柱か埋まるでしょう。
センスの良いデザインのリンゴスターに、英語キーボードを載っけ、OSをLinuxに換装して遊べるのかどうかに興味があります。

今までのMacの製品群の魅力は、PCとしては反主流になってしまったPowerPCプロセッサと、世界中のスペシャリストが作り上げたFreeBSDというPC-UnixをベースにしたOSXでした。
OSXは標準で付いてくるアプリケーションの無料アップグレードもそこそこにやってくれ、操作性も良いですし、付属アプリケーションが動作不良になった時にアプリケーションのせいなのかハードのせいなのかの問い合わせ窓口が一つですから、仕事以外では使いたくないWindowsよりOSランキングではずっと上です。

私の中では、PC-Unixの眷族LinuxがOSランキングでOSXのちょっと上です。
アプリケーションのみならず、OSそのもののアップグレードが懐具合に依存せずに出来るのが嬉しいですし、操作の統一性が無いに等しいアプリケーション群も「頭の体操」や「脱ステレオタイプ」に夜な夜な励みたい方にはお薦めです。

Posted by kus : January 17 Tue,2006 21:01  Comments(0)
 

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