秋の黄色

September 26 Tue, 2006

ベタベタでカビがそこらあたりを征服しかかっていた夏が、やっと彼方に行ってくれそうな今日この頃。
棚田に黄色がやってきています。
一昔前、いや二昔前かな、その頃には無かった青いネットが田のあぜに張られています。 山から降りてくる猪などを防ぐためでしょうか。
昨年、この道筋には電気柵が張られた田がありました。

スイスで牧場に張っていた電気柵に触ってみた事がありますが、ピリッと来てもう一度触ろうという気持ちにはなれませんでした。

人間等が触れても手を離せるよう、電圧数千ボルトの微電流を、1秒間に1回程度、瞬間だけ流す方式が多い。
害獣の体の電気を通しやすい部位が、プラス線と地面の両方に同時に触れると感電が起こり、以後、怖がり避ける様になる心理効果を利用する。
獣の毛皮部分は電気を通しにくいため、足の裏が地面、比較的電気を通しやすい鼻先や手のひらがプラス線に触る様に設置することがポイントとなる。
・・・・・・どこからか引用。

電気柵は、食い詰めて山から降りてくる動物達だけでなく人間様にも「やさしい」システムのようです。
日本の狭い耕地に設置して費用に対する効果がいかほどのものか、どちらかというとマイナスに傾くのじゃあないかと思いますが、せっかく丹精込めて作っている物を奴等の餌食にするものかという意地で設置するのでしょう。

青いネット・・・・・・まあ、気安め程度か、ちょっとは効果があるのか。
秋の黄色は、山からの招かざる客には注意信号では無くて、歓迎信号なのかも知れません。

Posted by kus : September 26 Tue,2006 20:28  Comments(0)
 

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