今年は、プロロ−グが無くて19kmの個人タイムトライアルを初日に持ってきています。
ステージ優勝したCSCチームのDavid Zabriskie(USA)の平均速度は54.67 km/h。
彼は今年のGiro d'Italia第8ステージの個人タイムトライアル(45km)でも優勝し、その時の平均速度は46.14km/h、第18ステージの個人タイムトライアル(34km)では20秒遅れの3位で平均速度は44.92km/hでした。
単純に平均速度を並べて想像を巡らすと、Tour de France第1ステージは距離が短くて足もフレッシュなので一番速い平均速度となっていて、Giro d'Italiaの第8ステージで足はフレッシュさを失い掛けて、第18ステージではフレッシュな足なんて何処かに置いて来て疲労が溜まっている・・・・
しかし、プロフィールマップを見るとGiro d'Italia第8ステージは45kmの中間あたりに標高差380mで平均勾配4.3%、最高勾配が8%のGPMが組み込まれ、第18ステージでも中間辺りに標高差348mで平均勾配4.7%、最高勾配12%のGPMを組み込んでいました。
昨日のTour de France個人タイムトライアルは、コースの最初の方に標高差30mの丘があるのみでほぼ平坦路。
同一人の平均速度の差は、コースレイアウトに負うところが多くて、その時のモチベーションと天候にも左右されるでしょう。
何年か前のGiro d'Italiaの個人タイムトライアルで、追い風に乗ってとんでもない平均速度を叩き出した事があったと記憶しています。
それにしてもGiro d'Italiaを総合時間で3時間13分24秒遅れ、104位で終えたDavid Zabriskieは、個人タイムトライアルでの注目株です。
・・・といっても、次の個人タイムトライアルは第20ステージ、CSCチームのエースIvan Bassoの為に消耗しきっていますか?
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