◆ Charly Gaul
26日に1950年代の選手を調べていてMemoire du cyclismeというサイトを見つけてしまった件を書きました。
私が調べていたのは、ルクセンブルグ人のCharly Gaul(シャーリー・ゴール)という伝説のクライマーです。
彼は、1958年のTour de Franceでアルプスに至るまでに行われた2回の個人タイムトライアルで優勝、終盤の第21ステージで優勝し、第23ステージの個人タイムトライアルでも優勝してしまいその第23ステージで総合優勝を手中に収めています。
Mont Ventouxでの山岳タイムトライアルを含め、3回有った個人タイムトライアルの全てで優勝しています。
「山岳の天使」と呼ばれていたにも関わらず、山岳以外のタイムトライアルでも勝ってしまうのですから凄いものです。
第21ステージは、Brianconから5つもの峠を越えてAix les Bainsに至る219 kmの山岳コースで、16%を越える登りがあり大雨という酷な条件だったようです。
そのどれかの峠で千葉洋三さんが教えてくれた、ステファン・ロッシュに破られるまで彼が持っていたというコース・レコードが作られたのだと想像します。
なんと、1958年はダートだったろう峠でのレコードがちょっと前まで保持されていたのです。
千葉洋三さんは、その頃のシャーリー・ゴールの白黒映像をビデオで見られたた事があり、「力みが無く、ふわっ、ふわっという感じで、不思議なヒルクライム。」だったと話してくれました。
「山岳の天使」と呼ばれる伝説のクライマーは、滅多に公式の場に姿を現さなくて、最近では去年のTour de France 100年の記念式典と、今年の「海賊」Marco Pantaniの葬儀に出た様です。・・・・千葉さん談。
「山岳の天使」は、1956年と1959年のGiro d'Italiaでも総合優勝しています。
ーーーーーー google検索より ーーーーーー
1958年のCharly Gaul >> "MIROIR DU CYCLISME" No.3
PanataniとCharly Gaul >> Giro2000
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