Matera

March 18 Thu, 2004

南イタリアのネタ元、南イタリアへ!で最も興味を抱いた町がMateraでした。

雑然として、寂れたふうに見える旧市街は、新市街の隅の方にある額縁のようなビューポイントから展望出来ます。
額縁から覗くと「あー・・・凄い」、旧市街に降りて行くに従ってまた「あー・・・・」。
カビとは無縁の乾いた南イタリアなのに、荒れた石畳にカビの匂いが漂ってくるかの様な錯覚を覚えました。
Materaの旧市街は、山肌の岩盤に横穴を穿った住居が何層にも重なった都市構造が特異な景観となっています。
一時期、低所得者が高台の新市街に移ることが出来なくて、昔ながらの狭い道路と衛生面で荒廃していたのが、近年その特異な都市構造が注目されて1993年には世界遺産に指定されたということです。

狭い階段を上がり降りしてあちこちへ移動していると、人気がない路地で子供が遊んでいました。
物怖じしない子供にカメラを向けてみると、そこらから遊び仲間を呼び集めてファインダーに収まってくれました。
さすが小さくてもイタリア人、写るのが好きなのはDNAのたまものでしょうか。
Giro d'Italaの時など写せとせがんで来る元子供が、結構居ますから・・・・男性の場合ですけど。

全景を見ると、さほどには特異な印象を与えてくれないのです。
しかし中に入ると、廃墟だったという先入観と直感で感じる薄気味悪さの中に、ボツボツと明るい雰囲気のリストランテやオステリアが誘ってきます。
訪れたのは、Materaが2003年のGiro d'Italia第2ステージのゴールだった日でした。
機会があれば、また訪れてリストランテかオステリアで、ビールとピザでゆっくりしたいところです。

[Italia]
Posted by kus : March 18 Thu,2004 21:36  Comments(0)
 

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