こんな事は滅多に無い事ですが、フランスのピレネー山麓に在るキャンプ場から封書が来ました。
キリスト教の聖地であり安宿が多いLourdesから東へ8kmほどの道路脇にあるキャンプ場は、居心地の良さと Tour de Franceが通過する有名どころの峠たちに近い事もあり2004年に10泊しました。
Lourdesからのほぼ平坦な道路が小高い丘の連続に変わり始めるとっ始めの坂から木立越しに眺め下ろすキャンプ場は、農家が経営している農場キャンプ場です。
1泊3ユーロちょっとという格安ながらも、暖かい湯が出るシャワーは無料で一区画は十分過ぎるほどに広いグリーングラス。
そこに着いた時、受付けに人影がなくうろうろしているとガッシリとした人のよさげなおばさんが何処からか現れて、出発する時に清算するから何日でも居ても良いよというような事を言われ、木陰が気持ち良くて長逗留してしまいました。
その農場キャンプから届いた封書には、キャンプサイトの色落ちしたような写真のカードが同封されていました。
適度に散らばっている木立の黒い影に「今年も来いよ。」と呼ばれているようです。
2004年に訪れたのは真夏、峠たちを訪れる日々の合間に木陰に寝そべりながら車の下に避暑さしておいたビールを飲み、まどろむのは贅沢で楽しい時間でした。
Lourdesの消印には、ピレネーの山々と道路か鍾乳洞らしきものが描かれています。
ちょうどその頃、Lourdesに在る鍾乳洞でローマ法王がミサか何かをやっていたらしいです。
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