スペインは、赤い大地のそこかしこにオリーブの木を植えています。
バルセロナで何度か泊った宿は、日本人が経営しています。
その方に、フランスとイタリアにスペインからオリーブオイルを輸出していると聞きました。
確かにフランスではオリーブ畑を見た記憶がありませんし、イタリアでもスペインほどには、オリーブを見かけませんでしたが、半信半疑のままでした。
その検証は、Fassaチームに2003年までメカニックとして在籍していた永井さんから得られました。
彼は、オリーブ及びオリ−ブオイルのオーソリティーです。
スーパーマーケットで売ってる一般的と思われるエキストラバージン・オイルの味を比べると、フランスが一番下です。
スペインとイタリアの差は、いまだに判りませんが少しスペインに傾きます。
2002年にイタリアはトスカーナの海岸町で買った、エキストラバージン・オイルは個性的な辛さと濁り具合で旨かったです。
それは、小さな雑貨屋でオイル欲しいと言っておやじに渡された、ラベルがどこに張ってあるのか判らないような瓶に入っていました。
Vuelta a Espana が終わりイタリアへ高速道路を飛ばして入る途中のフランスのパーキングエリアで、オリーブを見つけました。
フランスでは、意識してないと見つけることが出来ないようです。
10月始めだからでしょう、実は少し色づいていました。
青いやつと、黒いやつは味がまったく違い、黒いのはコクがあるというか、油分を強く感じます。・・・・永井さんは、黒オリーブが駄目だそうです。
フランスの田舎で食べる、牛肉のステーキは最悪です。・・・・味がありません。
下ごしらえなんてしてないし、胡椒などの粉類がかかってないんじゃあないかと思い、車からエキストラバージン・オイルを取り出して、振りかけたくなりました。
フランスで魅力的なのは、パンとリーズナブルで外れのないワイン、バカンスシーズン真っ盛りでも潜り込めるキャンプ場です。
フランスのフレッシュなパンは、私が訪れた国の中では最高の味だと確信できます。
朝に仕入れたパンは、昼過ぎから硬くなって夕方には乾パンのようになっていますが、フレッシュな時とは違った味を楽しめました。
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