スイスで、3つ星評価のキャンプ場の1つです。
標高622mですから、適度の涼しさを感じる事はもちろん、2000m級の峠から下りてきた時は暖かさも感じられます。
綺麗なグリーングラスのテントサイトの横は、小さな川の堤防上に小道、川向うに小さな電車軌道、反対側には舗装された一般住宅のための道路、その道路の向こう側には照明とコンセントを備えた木造の小屋と、暖房された小さなサニタリー。
片側が住宅地のキャンプ場ですから、付近の住民たちから見られながら過ごすことになりますが、それがあまり苦にならなければお勧めです。

スイスのドイツ語圏のキャンプ場では、シャワーが欲しければ現地通貨で0.5〜1SFを料金箱に入れて、その近くのボタンを押せば湯が出はじめます。
湯を止めるのはもう1度ボタンを押すか、成行きに任せるままです。
成行きに任せても大抵は10秒後くらいに止まってしまい、もう1度ボタンを押せば同じ時間だけ湯が出て、1枚のコインで許されるだけのトータル時間を細切れに出してくれます。
トータル時間を過ぎてからは、ボタンの近くに有るコックを赤色から青色に切り替えるかボタンを押すと、温かくないやつが出てきますから、次のコインがなくても取り合えずはシャワータイムを終わらせる事ができます。
コインを無駄に消費しないという点で、ありがたいシステムです。
.....コインが無くても運が良ければ、温かいシャワーの残り10秒間くらいを引き継げます。
このキャンプ場のシャワーは、運良く料金収集システムが故障していて3晩も無料で暖かいシャワーの提供を受けました。

小柄なばあさんが仕切っているキャンプ場の事はEuro-Memo 2004のCamping Stapfenと標識にも載せています。
朝起きてからゆっくり朝食を作って食べて、後始末を済ました後、10時頃に自転車でGrimselpass(2165m)やSustenpass(2224m)へ上がって折り返すというコースが取れます。
どちらの峠も往復で60kmほどですから、景色を眺めつつ休息をとり、写真を撮りながらでも16時〜17時にはキャンプ場に戻ってこれます。

N6/N11(国道6号/11号)をInterlakenに向かう途中のMeiringen手前から横道に入り1962m程の峠を越えたら、そびえ立つ岩肌が視界一杯に入ってくるという素晴らしい景観の山岳基地であり観光地でもあるGrindelwaldに至ります。
このルートは、自家用車で向かうと途中でゲートに阻まれてしまい、足を使いたくない場合はPost Busと地元のバスを乗り継がないとGrindelwaldに着きません。Innertkirchen --> Grindelwald --> Interlaken
--> Meiringen --> Innertkirchen という山と湖の周回路(約94km)をスイスフランを使わずに楽しむには、自転車と二本の足しかありません。.........

キャンプ場は、小さなInterlakenの町の中心に位置し、スイスビールやワイン等のアルコールも置いている3軒の食料品店に歩いて数分です。
町の中心には、3軒の食料品店と共に自転車屋もあります。

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::: 追記 2012 :::
有料W-Fiの最短プラン、48時間で12SFでした。
IDとパスワードを打ち込んでから48時間がスタートします。
5分間以上使うなという掲示と共に、シャワーが無料になっていました。

::: 追記 :::
2008年夏に再訪したのですが、名称と管理人が変わっていました。
--> Camping Grimselblick
料金:15.7SF  シャワー:1SF
2004年、夕闇の頃にゴミコンテナに乗って、ゴミ達を圧縮していた管理人のばあさんはどうしたのかな?
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