2010年、Tour de Suisse第3ステージを補給所で見終わった時は晴れていたのですが、予めあたりをつけていたBern(ベルン)近郊のキャンプ場に向かい始めると、あいにくの雨が。
このEichholzというキャンプ場に着いた時は、一晩中降り続くのはほぼ確定したかのようなシトシト雨になっていました。
雨のキャンプは気が滅入るものですが経験を重ねていく内に、タープと車のバックドアを使って食事中は雨に濡れないように工夫したりして、さほど苦痛感を持たないようになりました。
しかし、このキャンプ場は車とテントサイトが離れた設計、テントサイトに車が入れないようになっていました。
駐車スペースからテントを張る場所までは、さほど離れていないものの、シトシトとはいえ「雨」です。
最初にテントを運んで立木の横に設営、次に立木とテントの間にタープを張って調理と食事スペースの確保、食材と調理器具の運搬、寝袋とマットレスの運搬、何往復したことやら。
雨が降ってなければ、ちょっと面倒くさいなあと思う程度ですが、濡れないように気を遣いながらテントの場所へ持って行くのは、とても面倒くさい事でした。
そのかわりといってはなんですが、草は短く刈りこまれ、土が露出している場所もなく、文句なしの星3つの最高ランクでした。
シャワーは温水で、予め1.5SF(スイスフラン)で購入したコイン状のブツを投入してスイッチのON-OFFを繰り返し、ONの時間が合計で3分になれば切れるという仕掛けでした。
スイスのドイツ語圏(ドイツ、オーストリアでも)でよく見かけるこの仕掛けは、焦ることなくゆっくりと汗を流す事ができて助かります。
キャンプ場のレセプションで、シャワーの料金とお湯が出る時間を聞くのは重要な事です。
石鹸を流す前にお湯が止まってしまって、水も出ないような状況になったら悲惨です。
リスクコントロールとしては、コイン状のブツを余分に買い求める事です。
スイッチON-OFFのシャワーで試しにONして湯が出たりしてしまうと、えらく儲けたような気持ちになってキャンプ場の評価も上がってしまいます。
このキャンプ場では、そんな「棚ぼた」状態にありついてない事もあり、星2つにしました。
「棚ぼた」だったとしても、テントの横に車が置けないレイアウトでは、星2つですね。
しかしながら、素晴らしい草の状態は気持ちをゆったりとさせてくれます。
たぶん自転車はテントサイトに持ち込めたと思いますから、サイクルツーリングにはお薦めのキャンプ場です。
翌日、雨が上がり曇り空、スイスの首都Bern(ベルン)を車で通過しましたが、相変わらず落ち着いた佇まいでした。
名称 | : | Eichholz |
場所 | : | Bern |
地図 | : | Google maps |
区画 | : | 区画割なし |
地面 | : | 良い草 |
シャワー | : | 温水/1.5SF(3分、ON-OFF) |
トイレ | : | 紙あり |
その他 | : | |
評価 | : | ★★ |
料金 | : | 18.0SF(2010年) |