10月中旬に訪れたこのキャンプ場には、あまり良い印象を持っていないので星なしの評価です。
シーズンの終わりだったので、数組しかキャンパーが居なくて静かだったのは良いのですが、水シャワーと草地が虫に掘り起こされて、湿った土がそこいら中で小さく盛り上がってていました。
運良く板張りのエリアが有ったので、掘り返された黒い土を避けてそこにテントを置くことなりましたが、サニタリーへの往復の度に靴底には厚く黒土がこびり付きました。

湯のシャワーにありつけなかったのは、到着した時間が遅くてレセプションに人がいなくなってしまっていたという事もあります。
シャワーの料金箱がスイスフランのコインでなくて、表面に溝を刻んだジェットーネしか相手にしてくれなかった様に憶えています。
ジェットーネの入手は通常レセプションで行いますから、この日のシャワーが湯か水かの分かれ目は到着時間にありました。.......TCSが経営するキャンプ場は、通いの管理人が多くて到着時間に要注意です。

私の後で到着した二組のキャンパーがいたのですが、一組は翌朝のレセプションが開く前に出ていってしまいました。
まあ、私としても早く目が醒めていたら、さっさと出ていってもあまり後ろめたさを感じなかったでしょう........というほどに水シャワーと、あまり広くはないテントサイトの黒土にうんざりさせられました。

行動時間に余裕が有れば、Leman(レマン)湖に出て(ViaMichelinでズームアウト)Montreuxからイタリア国境にかけて沢山あるキャンプ場を物色する方が良いと思います。
フランスのChamonix(シャモニー)からのルートとイタリアのAosta(アオスタ)からのルートの交差点に位置するMartignyのLes Neuvillesというキャンプ場が、Haute Gruyereと同じくTCSの経営するキャンプ場ながらも、テントサイトは開放的で草も綺麗、町に歩いて行くのに丁度よい距離で、9月終わりでも開いていましたが、料金は高めです。