Alta(アルタ)のCamping Solvangに泊まった翌日、Nordkapp(ノードカップ)の目と鼻の先にまで迫りながら、入場料のバカ高さのために嫌になってしまってAltaに引返し、４kmほど内陸に入ったOvre Altaに見付けたキャンプ場です。

小さな島の先っぽがNordkapp(ノードカップ)で、本土との間は140NOK=2520円(3003年)の有料トンネルで連絡しています。
その先のエリアに入るには、1人あたり185NOK=3330円。
NOK(ノルウェー・クローネ)を少しずつ消費してNordkappが目と鼻の先に見えるまで到達したのですが、最後の185NOKの看板を見て、はっとケチな我に返り「おのぼりさん」だった事を反省して看板の近くに有った駐車場のトイレで用を足し、水飲んで140NOKのトンネルを再び潜り本土へ戻りました。
Nordkappとは、近くに在って見るもの、そこに足を置くものではないというポリシーをその看板の前で作りました。............
いつかは..............

Nordkappから良さそうなキャンプ場を探して南下したのですが、グラウンドは石ゴロゴロか岩、土剥き出しのキャンプ場が幹線道路から幾つも見えたので、前日のねぐらのAltaまで帰って来てしまいました。
フィヨルドがテントの目の前に有る前日のねぐらも良かったのですが、他にも良さそうなキャンプ場は無いだろうかと探して、フィンランドに向かうN93を内陸に少しだけ入ったOvre Altaで見付けたのが、Alta strand camping & appartementです。
Ovre Altaでは3つのキャンプ場が集合住宅のように存在していまして、手前の2つのキャンプ場は草が疎らに生えているグランドコンディションで、一番奥のキャンプ場が草の具合が一番良かったのでそこをねぐらと決めました。
camping & appartementという名称が語るように、テントサイトの向こうには小さな木造の建物が見えます。
スカンジナビアのキャンプ場には、このような木造の建物が必ずあり、手軽にしかし高価にキャンプを楽しめるようになっています。
このキャンプ場の木造の建物(Hytte)の利用料金は240NOK=4320円、自前のテントを持ち込む場合の料金90NOK=1620円に比べればかなり高価なものです。
他のキャンプ場でもそうだったように木造建物群の1棟はサウナですが、無料なのかはサウナを利用した事がないのでわかりません。

ノルウェー最後のキャンプ場になった此処は、サニタリーから離れているのが少しだけ残念でしたが、海岸沿いのCamping Solvangよりもはるかに草の勢いが良くて、気持ち良く熟睡出来ました。
テントサイトはキャンプ場の一番奥、網であつらえた柵の向こうは小路で22時頃に少女が馬を引いてどこかに向かっていました。
この辺りの夜遊びバリエーションには乗馬も有りの様で、白夜地域の明るすぎるくらい明るい中での夜遊びです。