Nordkapp(ノードカップ)までわずか237kmと肉迫する町、Alta(アルタ)の海岸線のE6沿いのキャンプ場です。
ノルウェーの海岸線を次から次へとキャンプ場を探して移動していると、ヨーロッパの村がほとんどそうであるように、教会の尖塔が目立つ村に一日の内に何度か出会います。
フィヨルドの小さな入江に面した村でも例外でなく、尖塔を見付けると何とは無しにほっとします。
一般家屋は、ウサギ小屋と評された日本家屋を彷彿とさせるコンパクトさ、寒い地域では暖房効率からいってもコンパクト家屋が有利ではないかと勝手に解釈します。
キャンプ場に着いたのは21時頃、Altaには複数のキャンプ場が有り海岸線のE6沿いには2つ有ったと思います。
E6を何回か往復し品定めしてから決めたCamping Solvang、入口付近は木立に太陽を遮られた広いサイトが広がっていますが、奥に入って行くとフィヨルドに面したサイトがあります。
ほとんど動かない池のような青い渚とは、木杭の間に張られた網で仕切られ、一ヶ所だけ開かれた網の間から出ると、火を付けて暖を取ることが出来るように薄い木片が積まれていました。
後から到着した若者たちが、その木片を燃やしソーセージを炙って夕食代り(夕食そのもの?)にしているのを見て、毎日のように野菜の煮物を兼ねたスープを食べている身としてはちょっと羨ましくなりました。
オリーブオイルとニンニク、コショウ、唐辛子で作った野菜煮物兼スープはそれなりに不満はなかったのですが、動物性脂肪と蛋白質に魅力を感じ始めていました。
ニンニク、小さい角切りチーズ、香草がオリーブオイルに漬け込まれた瓶詰めを途中の町のスーパーマーケットで仕入れていたのが、唯一の動物性蛋白質でした。
この瓶詰めのやつは、想像どうりでしつこくて濃い味でしたが、陽が落ちると10度以下の肌寒さがやってくる白夜のスカンジナビアでは、体が暖まるような気がする有り難いものでした。
フィヨルドに面したロケーションと良い草のグランドコンディションには満足して星2つとしたのですが、サニタリー棟を1つしか見付けられなかったのは残念でした。
なんたって、そこにはシャワーが2基しかなかったのですから。
数10人が滞在しているキャンプ場で、2基はきついですよ。
最初に行ったときに数人が待っていて、頃合を見計らって再挑戦して2人目でシャワーにたどり着き、出てきたら待ち行列が出来ていました。
名称 | : | Camping Solvang |
場所 | : | Alta |
アクセス | : | Trondheim;E6 --> Narvik;E6 --> Alta |
地図 | : | ViaMichelin, Google maps |
区画 | : | 区画割なし |
地面 | : | 良い草地 |
シャワー | : | 温水、無料 |
トイレ | : | 紙、石鹸有り |
評価 | : | ★★ |
料金 | : | 110NOK=1980円 |