イタリアのBolzanoから国境のPasso del Brennero(Brennerpass)を越えてオーストリアのInnsbruckに至る国道ルートは高速道路が並行してしているせいか、行き交う車も少なくのどかな雰囲気に溢れていて国境線を境にした雰囲気の違いをゆっくりと観察しながら車を走らす事ができます。
Thierseeは、Innsbruckから60kmほどZalzburgに向かったKufsteinという町から左に折れて、うねうねとした道を登って行き着く湖沿いにある小さな町です。
Hiasenhofというキャンプ場からは、遊歩道を挟んですぐにThiersee湖です。
到着したのは夕闇迫る頃、キャンプ場のレセションから見えたテントサイトは大きな立木に覆われていて展望が無く、朝テントを乾かすのに時間が掛かりそうなのでちょっと嫌な気分で奥へ進むと、湖に向かって開けた空間が出現して嬉しくなってしまいました。
グランドは綺麗な草で、夕食後に遊歩道手前のベンチでビール片手に湖と向かいのグリーン上の家並みに夜が迫って来るのを眺めていていると、前日まで居た北イタリアに風景が似ているものの、ちょと違う雰囲気がオーストリアまでやって来た事を実感させてくれました。
6月の初めのオーストリアの夕暮れ時、寒さに耐性がある私でも肌寒くて長袖の上着を必要としましたが、湖で泳いでいる人もいてびっくり、ヨーロッパ人は寒さ耐性が私なんぞよりも数倍あるようです。
湖から鴨が上がって餌を漁りに来ていて、あまり警戒する風でもないのがここら辺りがいかにも平和そうな証拠のようです。
夜が湖を包んだ頃、何処からかオーケストラが練習している音が聞こえて来たので、音に誘われて湖沿いの遊歩道歩いて行きました。
町の道路脇にホールらしき建物があってそこが音の元だと思いましたが、辿り着いた時は何も聞こえてきませんでした。
祝祭都市そしてモーツァルトの生誕地として有名なSalzburg(ザルツブルク)を訪れる途中のキャンプ場だったので、オーケストラの練習音を聞いてSalzburgへの期待が増しました。
そしてSalzburgの旧市街の路上では、生演奏が溢れていて期待を裏切らない町でした。
もっとも、Salzburgへ直ぐに向かったのではなくて、翌日はドイツのMunchen(ミュンヘン)の美術館へと向かいました。
名称 | : | Hiasenhof |
場所 | : | Thiersee |
アクセス | : | Bolzano;SS12 --> Passo del Brennero(Brennerpass);B182 --> Innsbruck;B171 --> Kufstein --> Thiersee |
地図 | : | ViaMichelin, Google maps |
区画 | : | 区画割なし |
地面 | : | 良い草 |
シャワー | : | 温水/無料 |
トイレ | : | 紙、石鹸あり |
評価 | : | ★★★ |
料金 | : | 9.9Euro |