Normandie(ノルマンディー)の港町Dieppe(ディエップ)から9kmのキャンプ場です。
平らな場所に作られたキャンプ場の内と周りには、川が流れていて立ち木は適度な間隔で視界を遮られる事も無い開放的な立地でした。
キャンプ場と川が同居しているという状況は嬉しかったのですが、テントサイトの幅が狭くて居場所を決めるのに迷いました。
キャンプ場内を流れている小川の向こう岸に広いテントサイトは有ったのですが、先客は無く、5月という時期のせいか草の手入れもされていなくてちょっと敬遠したくなる雰囲気で、そこは選択肢から外しました。
迷いつつ決めたのは、奥まった所のいわばキャンプ場の裏門ともいえる鉄製の扉のすぐ側の手入れされた草のサイトでした。
すぐ側を音をたてて川が流れる場所なのですが、いつものように夕食でビールとワインを流し込んでいたので川の流れる音は、気にもならずにぐっすりと眠れました。
まあ、川音は嫌いではないのでしらふでも睡眠には入れたと思いますが、ビールとワインは儀式化していたものですから。
この居場所に定めたテントサイトで、昼間まどろみながら冷えた白ワインを飲むのを想像するだけで幸せな気分になりました。
・・・・キャンプ場生活で「冷えた」というのは、ほぼ叶わぬ夢ですが、スイスあたりのキャンプ場では、まれにサニタリーに冷蔵庫を置いていたりするので「冷えたビール」「冷えた白ワイン」も夢ではないのですが、日陰に置いておけばわざわざ冷やす必要が無いくらいに飲み物が温かくならないのがスイスの春と秋です。
ノルマンディーでも太陽が出なかった時や、夜はスイス並に飲み物が温かくならないのですから、昼間にまどろみながらの温かくなっていない白ワインを楽しむことは可能です。
・・・・・少し寒さが感じられる朝、日の光が当たらない場所を車体の下に探してそれを置いておけばいけます。
・・・・前夜からそうしておけば、少し冷えたという領域に入ったのを楽しめるでしょう。
Martignyという地名は、スイスにもあります。
フランスのChamonixへ至るルートとイタリアのAostaへ至るルートの交差点に位置するフランス語圏の町。
そこのキャンプ場Les Neuvillesも良い所でした。
私が辿ったノルマンディー海岸の道路は、霧が立ちこめていながらも穏やかな起状が連続していました。
海の方向に緑の絨毯が続いて、その先には突然に切り立った崖が現れるという潔よさ。
崖を遠景としてカモメが群れていたりするとなんともなしに寂しげで、旅情といったものを感じました。
名称 | : | Camping des 2 Rivieres |
場所 | : | Martigny |
アクセス | : |
Rouen;N27;Dieppe方向 --> Totes;N27 > D54 --> D154 --> Martigny |
地図 | : | ViaMichelin, Google maps |
区画 | : | 区画割なし |
地面 | : | 良い草 |
シャワー | : | 温水/無料 |
トイレ | : | 紙あり |
評価 | : | ★★ |
料金 | : | 6.7Euro |