私のEuro-Camping

 シュラフとシュラフカバーとマット

ヨーロッパの10月は、気温がぐっと下がりグースダウンが中に入った3シーズンシュラフだけでは寒さを防ぐには少々きつかったり、結露でシュラフが濡れてしまう事もありました。
ゴアテックス製テント内壁への結露は、皆無といっていいのですが、テント内部も冷えているので体温との温度差でシュラフそのものに結露するのです。
シュラフの別名; --> スリーピングバッグ、寝袋

2003年10月にそういった経験をしたので2004年4月、ヨーロッパに出掛ける前にゴアテックス製のシュラフカバーを購入しました。
このシュラフカバーは、3シーズンシュラフの快適使用温度レンジを幾らか広げてくれ、シュラフに密着しているので結露をシュラフカバー外側が引き受けてくれて、水気をシュラフ内部で感じることはありませんでした。
ゴアテックス製の軽量で薄いシュラフカバーは、単体で使わないでシュラフと併用するようにと注意書きされていましたから、耐久性についてはあまり期待できそうに有りませんが春先と初夏の山岳地帯や秋ぐらいにしか使用しないので、あと数シーズンくらいは使えるのではないかと思います。

1992年から使っている中綿にグースダウンを詰めたシュラフは、The North FaceBlue Kazooなのですが、時々シェルの布目や縫目から小さなダウンが顔を出して外界へ旅立っていたりしました。
そのせいか、カタログに載っている-9℃という使用下限温度が少しづつ上昇しているのではないかと年々感じていました。
保温性の低下はダウンの旅立ちのみならずダウンの汚れの為かとも思い、シェルの布地も汚れていたので2004年4月にクリーニング屋で洗ってもらいました。
クリーニングにより快適性は戻ったのですが、今一つ物足らない感じでもありました。
Nanga(ナンガ)シュラフのメンテナンスというページに自宅でのダウンシュラフのクリーニングと布目や縫目からダウンが旅立ってしまうのを防ぐ方法(防水スプレーをかける)などが載っています。

テントとシュラフとの間に敷いて地面からの冷気と、凸凹感をいくらか和らげてくれて、テント下部からの浸水も幾らか防いでくれるマットは1992年からTherm a Rest(サーマレスト)の軽量タイプを使っています。
シュラフを透過した寝汗の何年間かの積み重ねが、サーマレストに悲しいカビを作ってしまってはいますが、内部のウレタンフォームはちゃんと膨らんでくれます。
バルブを開いてテントの中に放りこんで置けば勝手に膨らみますが、それだけでは高さがちょっと足りないので、バルブに息を吹き込んで快適な高さに調節するのですが、何時もアルコールを体内に取り込んでから行うので、空気を抜いてパッキングする時に酒を一夜熟成したえもいわれぬ匂いがします。
ヨーロッパ彷徨など自動車移動する時は、空気を抜かずに水やワイン、ビールが入った箱に2つ折で被せて置けば、断熱性の有効利用が出来ると共に、一夜熟成の匂いからは逃れれます。
耐久性と快適性、コンパクトにまとまる携帯性と軽量な事に満足していて、今度マットを仕入れる時もサーマレストを選択するでしょう。
河原や海岸の石がゴロゴロしている場所で使っても問題ないのですが、植物などに由来する棘(トゲ)によりパンクさせられてしまって二度と膨らまなくなったという悲しい話を聞きました。

upload:January 31 Wed, 2007
 
 

 

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