フランスのPyrenees Atlantiques地方の丘の上にある小さな農家キャンプ場(Camping a la Ferme)です。
PauとスペインのPamplonaを結ぶ街道から離れ、回りの小高い丘には牛と羊たちが生息し、農家が点在し、眺めが良くてのんびりとしていて静かでした。
2008年の秋、そうなるであろうと予測していたように、毎夜遅くてボリュームたっぷりという宿の夕食によるもたれ感から逃れる為に、Vuelta a Espana(自転車のスペイン一周ステージレース)の観戦を途中で切り上げて、シンプルな食生活を求めてParis(パリ)の南にあるMelun(ムーラン)のキャンプ場を目的地にピレネーを越しました。
国境を越えた日、このキャンプ場で腹にもたれる事が無いシンプルな食生活に戻れました。
ピレネーを楽に越えようと、Pamploma(パンプローナ)からN135を使いフランスに入ってからD933でPauに至るルートを選びました。
そのルートは、はからずもサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路を逆にたどるものでした。
スペイン側には、ホタテ貝のサンティアゴ・デ・コンポステーラへの標識が至る所にあったのですが、フランスに入るとホタテ貝の標識を見付けることができませんでした。
自国へ導くわけではない標識を建てるなんて事は、出来れば避けたいということでしょうか。
まあ、車で移動していたので、たまたま見付ける事ができなかっただけなのかも。
小さな村SuhescunのCamping Bachocには、D933のSt-Jean-Pied-de-Port(サン=ジャン=ピエ=ド=ポル)からPau方向に10kmほどで小さな標識を見付けて、分岐点ごとに現れる標識に半信半疑で導かれて辿り着きました。
D933沿には幾つかのキャンプ場があってグランドコンディションなどは悪くは無かったのですが、その日は何となく街道沿いというのが気分に合わなくて、静かな環境を求めていたのでその環境に満足しました。
朝夕には一桁台まで下がってしまう気温でしたがサニタリー棟は暖かく、回りの丘の風景が日没と共に変化する様が素晴らしく、快適に一夜を過ごせました。
翌朝、目覚めると何時のまにかすぐ近くに牛たちがやって来ていて、朝食の真最中でした。
彼らが発する独特の匂いを感じながら、のんぼりとした風景に見とれていたのですが、それから数日間は、テントと車の中に充満した匂いと共に過ごす事となってしまいました。
いやー、不快な匂いという事ではないのですが毎日ともなると、なれ親しんでいないですからちょっと遠慮したくなります。
電気柵から離れた場所に居所を定めていれば、牛たちの匂いは薄くて済んだのでしょうが、電気柵の近くが景色を眺めるのにベストの場所でした。
Camping Bachoc周りの風景 --> Euro-Memo, 秋(フランス・ピレネー)
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路 -->
Wikipedia
名称 | : | Camping Bachoc |
場所 | : | Suhescun |
アクセス | : |
Pau;N117;Bayonne方向 --> Orthez --> N117 --> D933;Pamplona(Spain)方向 --> Ostba --> D422 --> D22 --> D822 --> Suhescun |
地図 | : | ViaMichelin, Google maps |
区画 | : | 区画割なし |
地面 | : | 良い草 |
シャワー | : | 温水/無料 |
トイレ | : | 紙なし |
評価 | : | ★★ |
料金 | : | 5Euro(2008年) |