2011年のTour de France、アルプス連戦のベースに使ったCamping Municipal(公営キャンプ場)です。
第16ステージをCôtes du Rhôneの原材料となる葡萄畑の隙間から見た後で、Tour de FranceのコースとMont Ventoux(モンバントゥー)の間を縫うドライブ・ルートをMichelin地図を見ながら作り、Garmin Edge705のナビ機能をフル稼動させて、その日のゴール渋滞に巻き込まれずに辿り着きました。

キャンプ場からは、Col du Galibier(ガリビエ峠)へ22km、Alpe-d'Huez(ラルプ・デュエズ)の麓町Bourg d'Oisansへ53km、第17ステージの中間点Briançon(ブリアンソン)へ16kmです。
Bourg d'Oisans周辺のキャンプ場が軒並満杯状態になるTour de Franceの真っ只中では、絶妙な位置にあって予約なしに泊まれたというありがたいこのキャンプ場には4泊しました。
第17ステージの中間点Briançonへは買い出しも兼ねて車で、第18ステージのCol du Galibierには自転車で、第19ステージはBourg d'Oisansの手前まで車で、そこからAlpe-d'Huezまで自転車を使いました。

毎日、アルプスの山並みを眺めていても飽きない人にとって、東西にアルプスの山襞が重なり、南北はどちらも山肌が迫ってくるというこのキャンプ場の立地はいう事なしです。
天気が良ければ、毎日山々を染める朝焼けと夕日を楽しめるでしょう。
ささやかな問題点を挙げるとすれば、谷筋に位置するので吹き抜ける冷たい風が絶えない事と、長期滞在者が多いせいか草が無くなっているサイトがある事です。
運悪く1/3ぐらいしか草が残っていないサイトを指定されてしまい、替えて貰おうかと思っている内に草が元気で空いているサイトは徐々に埋まっていき、レセプションも立て込んでいた事もあり、テントの下と車のバックゲート位置に乏しい草が来るように工夫して指定されたサイトに落ち着きました。
ロードやMTBを積んだ車が多く、2011年のTour de Franceアルプス3連戦の観戦基地にふさわしい風景でした。

7月下旬でも吹き抜ける風の冷たさや、1区画がさほどには広くない、草の良し悪しもあるというマイナス面も多いですが、フランスアルプス真っ只中の開放感を得られるキャンプ場という事で星2つを付けました。