Provence-Alpes-Côte d'Azur, France

 L'Argentiere La Bessee/Camping Minicipal

2003年のTour de France、L'Alpe-d'Huez(ラルプデュエズ)ステージの前日のキャンプ場探しは困難をきわめました。
まだ太陽が見えていた時間から探し始め、L'Alpe-d'Huezから90km程離れたL'Argentiere La BesseeのN94沿いにキャンプ場を見付けた時は、長い夕闇が終わりレセプションは閉まっていました。


L'Alpe-d'Huez

真っ暗な中、レセプションのみか入口のゲートも閉まっていたのでどうしたものかと思案していると、先住者から「とりあえず適当な所にテント張って、翌朝に支払いすれば良い。」という助言をもらい、それに従いました。
低い木で区画分けされたテントサイトの数は沢山でしたが、そのほとんどのサイトの草が貧弱なのは夜目でも分かり、ゲート前の駐車場から近い場所の比較的草が密集しているサイトでその日を終わらす事を決めました。
いつもの様にさっとシャワーを浴びてから、ポツポツと点灯している場内照明の下でビールを飲みながら食事を作り、ワインと共に平らげ、後片付けを始めた頃に場内照明が消えてしまいました。
照明の消えたのは23時頃だったでしょうか、少し経ってからテントに潜り込み翌朝7時までぐっすりと寝ました。

Tour de Franceを追いかけている日々の睡眠時間は、この日のように8時間か9時間程で、Giro d'Italiaを追いかけている日々も同じくらいの睡眠時間でした。
Vuelta a Espanaの時は、他のグランツアーに比べて時間的な余裕が有るので1時間くらい余分に睡眠時間が取れそうなのですが、キャンプ場よりもHostal(オスタル)という名称の安宿に泊まった日が多かったせいでやはり8〜9時間の睡眠でした。
スペインの夕食時間の始まりは早くて20時、大抵は21時か22時でしたから、ベットに入るのは24時前で起きるのは8時というのが多かったです。

翌朝、朝食を摂っていたらヘリコプターがキャンプ場のすぐ傍に着陸し、てキャビンに泊まっていたらしい消防隊員を乗せて何処かへ飛び立って行きました。
フランス語は駄目なので気になりつつそのままにしていましたが、食事が終わりテントを片付け始めた頃に岩登りで長期滞在している日本人夫婦と知り合い、彼らから山火事が1週間続いていという事を聞きました。
この年、2003年のヨーロッパは記録的な猛暑で老人達が脱水症で死亡したり、山火事が多発していたようです。
リアルタイムで山火事を見た事は無かったのですが、幾つかの焼け跡に遭遇しました。

キャンプ場のロケーションは、冒頭に書いたようにN94(国道94号線)沿い、フランスアルプスに抱かれるBrianconからGapに至るN94の交通量は過密という訳ではないものの、けっこうな量ですから静かな環境とは云えないのですが、N94から込具合がある程度分かるのはメリットです。
面積は広くてテントサイトの広さも十分なので、緊急避難的な場所としては良いでしょう、シャワーも温かいのが出ます。

名称 : Camping Municipal
場所 : L'Argentiere La Bessee
アクセス Briancon;N94 --> L'Argentiere La Bessee
Gap;N94 --> L'Argentiere La Bessee
地図 ViaMichelin, Google maps
区画 区画割あり
地面 草臥れた草
シャワー 温水/無料
トイレ 紙?
評価 : ★★
料金 7.43Euro
upload:April 19 Thu, 2007
 
 

 

Bicicletta Velo Bicicleta

Movable Type         3.11-ja
Copyright 2005-2012 Masayuki Kusunose