BrianconからGapに至るN94(国道94号線)沿いには、適度な間隔でキャンプ場が幾つかあります。
BrianconとGapの中間に位置するこのChateauroux les alpesという町では、車で通りすがりにキャンプ場を1つ見つけたのですが、N94からすぐ傍の傾斜した場所だったのでそこは敬遠して、N94から少し離れた川沿いにこのキャンプ場を見つけました。
N94からの道路はダートで狭く凸凹も有って、その先にあるキャンプ場がどんな様子なのかとちょっとひるみましたが、木造の清潔なレセプションで少し安心し、居場所を求めて車で場内をぐるっと一回りしました。
レセプションに近くて草の手入れが良いサイトは、適度な間隔で先住者のキャンピングカーやテントが居ました。
この日は、他のキャンパーとは少し離れた場所に居場所を得たい気分だったのでレセプションから離れて、川との境を示す金属網が目前の木立が無い草地にテントを張りました。
木立が無いという事は、強い陽射しに体を晒してしまうというあまり嬉しくない環境ですが、2時間もすれば陽が落ち涼しい風が吹き始め、やがて肌寒くなるという夏のフランスアルプス山麓ですから、ほんの少しの我慢で済みます。
しかし、居場所に決めた区画割していないサイトの青々しさを失いつつある草たちはここ暫く刈り取られた様子はなく、草刈り機で手入れされて区画割されたサイトの3倍くらいの高さとなっていました。
アザミ系の草を避けながらテントを張り、水虫が勢力版図を広げようとするのに抵抗するために愛用していたTevaのスポーツサンダルで、テント入口の草たちが起き上がれない様に踏みつけました。
シャワーを浴びるためのレセプション近くのサニタリーまでの遠征はTevaサンダルで、夕食を終えてからのトイレまでの遠征はグランツールの山岳ステージ攻略用トレッキングシューズを使いました。
青々しさを失いつつある草たちは生命の終焉前の硬さを得ており、その攻撃から足を守るのにTevaサンダルでは少々役不足でした。
私が居場所にしたあまり手入れされていないサイトを含めて、キャンプ場の敷地は広くて開放感が有り平らで、2003年の様な猛暑でない限り快適に過ごせると思います。
緑の少なさが厳しい自然条件を連想させるフランスアルプス、それを間近に見ることが出来て静かな夜を過ごせたので、このキャンプ場に星3つの最高評価を付けました。
このキャンプ場は夏場のみのオープン(たぶん6月下旬〜8月下旬)、オランダ人の経営でラフティング基地としての機能も果しているようで大きなゴムボートを積み上げていました。
レセプションではTevaサンダルも販売していて、足を上げてTevaサンダルの裏のロゴを見せると、喜んでくれて大きなTevaのシールをプレゼントされました。
想像するに、Tevaとのパートナーシップをとっているいるのではないかと。
キャンプ場のホームページはオランダ語なので、旅行大好きのオランダ人を主なターゲットとしているようです。
この町のOffice de Tourismeには、屋根とベッドを備えた各種宿泊設備と共にキャンプ場も6つ載っていて、それぞれの位置と広さや料金が明記されています。
それもちゃんと更新されていて、2007年の料金が載っているというのはさすがフランスの観光オフィスです。
名称 | : | Les Eygas |
場所 | : | Chateauroux les alpes |
アクセス | : | Briancon;N94 --> Chateauroux les alpes Gap;N94 --> Chateauroux les alpes |
地図 | : | ViaMichelin, Google maps |
区画 | : | 区画割有りと無しが混在 |
地面 | : | 良い草と草臥れた草 |
シャワー | : | 温水/無料 |
トイレ | : | 紙? |
評価 | : | ★★★ |
料金 | : | 9.1Euro(2007年 - webサイトより) |