2009年のTour de Franceの第12ステージ、プロトンを向日葵(ひまわり)が咲いている場所で見送ってから、その日のゴールであるVittel(ビッテル)を迂回して、次のステージのコース沿いに見つけた小さいながら快適だったキャンプ場です。

前日は、夕方遅くに有名な白ワインの産地Chablis(シャブリ)のCamping Municipal(公営キャンプ場)に居場所を見つける事が出来ました。
指定された場所は草が疎らというあまり嬉しく無いキャンプの翌朝は、しばしシャブリの畑を眺めながら秋の収穫と醸造を想像してヨダレを垂らしつつ、太陽に向かって車を走らせました。
Tour de Franceのコースに入るには時間が遅くなり、適当な所でコースのバリアに行き当り、歩いて2009年の最初で最後のTour de Franceにおける向日葵畑を見つけました。
気分良く向日葵畑でプロトンを見送った後、その夜のねぐらを探して見つけたキャンプ場です。

ほぼフラットな地面は良い草に覆われていて、木陰もあり日没までの強い陽射しから逃れる事が出来、道路から少し離れているので車の音も気にならず、快適に過ごせました。
Tour de Franceのせいか、そこそこの混み具合・・・・といっても、テントやキャンピングカーにはそれぞれ十分な間隔がありました。
サニタリーから一番離れた自分のテントからは、真ん中に立木が一本ある広い牧草地越しに緑の斜面に並ぶ白壁の家々が点々、フランスの田舎の風景が広がっていました。
こういった場所での夕食は、もう言うことなしでした。
雨が降り始めた翌朝、他のテントやキャンピングカーは三々五々と出発し、8時頃にはサニタリーと自分のテリトリーの間に大きな緑の空間が出来てしまいました。

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::: 追記 :::
2010年に使うつもりで訪れたら、道路上の標識が見当たらなくて、不安に思っていると、案の定キャンプ場では無くなっていました。
残念です。