Bourges(ブルージュ)から90km余り南、小さな町Vallon-en-Sullyの公設キャンプ場です。
2008年のTour de France第20ステージ、タイムトライアルのゴールSaint-Amand-Montrondまで27kmという位置にあるので前日のねぐらにしました。

Bourges(ブルージュ)には、1992年に世界遺産に指定されたCathédrale Saint-Étienne de Bourges(サン＝テチエンヌ大聖堂)というのが在る事は、その辺りをウロウロしている時に分からなくて今になってからwebで知りました。
「フランスにおけるゴシック美術の傑作のひとつであり・・・」とwikipediaに載っているので、その大聖堂を「行ってみたいリスト」に載せておこうと思います。

Vallon-en-Sullyの町とD2144(地方道路2144号線)から少し離れ、静かな川沿いの広いキャンプ場で7月のハイシーズンでも窮屈さは感じませんでした。
その日はずっと雲っていて雨が降りそうだったので落ち着いた場所は、背の高い大木が生えていて上空の開放感に乏しく、草の状態があまり良くなく少し凸凹がある地面という、あまり好ましくはない場所でしたが、ちゃんと雨が降ってくれて帳尻合わせが出来ました。
しかし、フランスのキャンプ場には珍しく蚊の襲撃がありました。
フランスのキャンプ場では蚊が襲ってくる事はまず無いのですが、たまに蚊の襲来を許す所が在ったりしますから、蚊取り線香か虫除けリキッドは持っていた方が良いと思います。

雨避けのタープを張っていると、「Tour de Franceを走るイラストレータ」小河原氏が到着しました。
やはり、次の日のタイムトライアルのゴールSaint-Amand-Montrondに近いこのキャンプ場を選んだという事で、日が暮れる頃にささやかな酒盛りをしました。
一人で行動する事に慣れていて寂しいという事はないのですが、たまに目的を同じにする人とキャンプ場で逢うと話が弾みます。

Cathédrale Saint-Étienne de Bourges --> wikipedia