このキャンプ場の谷筋を遡って行くと、2744mのCol dell'Agnelloでフランス国境を越えて、更に2360mのCol d'Izoardを経てBianconに至ります。
このValle Varaitaという谷を訪れたのは二度、最初は雨がしとしと降り続く肌寒い日で、キャンプ場を探す気にもならなくて夕闇迫る頃にSampeyreのAlbergo(宿屋)にチェックインしました。
二度目は、快晴のキャンピング日和で、谷筋を上流に向かって快適そうなキャンプ場を探しました。
PontechianaleのLibacというキャンプ場の標高は1610mです。
キャンプ場から東北方向のPontechianaleを見た写真、キャンプ場内の左側の建物の上部にBar(バール)とレセプション、階下には唯一と思われるサニタリーがあります。
キャンプ場には標識を頼りにPontechianaleから谷の方に下りて行きますが、手前にもう一つのキャンプ場がありました。
手前のやつは、柵のようなもので囲まれて目隠しされてせせこましく感じられ、自分の趣味じゃあないけど「18時になっているし、どうしようか手を打つか。」と思いつつ、なんとなくそのまま道を進むとこの解放感で一杯のキャンプ場が在りました。
スキー場脇の少し傾斜した綺麗な草地のテントサイト、定置型コンテナは少しだけしか鎮座していなくて、西北方向には2744mのCol dell'Agnelloかそれに連なる雪を戴いた山が望まれます。
そして、涼しいというよりも少し肌寒い風がそよそよと吹いて来て、夕食を作るためのストーブ(MSR Dragon Fly)の強力な炎が熱いというのではなくて暖かく感じられるという状況が良く、総額7.8Euroというイタリアとしてはリーズナブルな料金ということもあいまって、評価は気前よく星3つを与えてしまいました。
しかし、1610mという標高ですから気象条件によっては耐え難い寒さの可能性もありますし、サニタリーが貧弱ですから、いつも誰もが星3つを与えるという事はないと思います。
この谷筋で5月の肌寒い雨が夜半までシトシトと降り続きそうな状況なら、私は潔くAlbergo(宿屋)を探します。
夕食後にPontechianaleに行ってみました。
翌日のGiro d'Italiaのゴール地点は、Pontechianaleより少し先にありますから、ここが最後の町という事で、山中ながらも生活の匂いがする町のショーウィンドーにはGiro d'Italiaを歓迎するディスプレーが賑やかでした。
名称 | : | Libac |
場所 | : | Pontechianale (Piemonte州) |
アクセス | : | Torino;SS393 --> SS20 --> Savigliano;SP662 --> Saluzo;SS589 --> SP8; --> Sampeyre --> Pontechianale |
地図 | : | ViaMichelin |
区画 | : | 区画割なし |
地面 | : | 少し傾斜した草地 |
シャワー | : | 温水/0.8Euro |
トイレ | : | 紙なし |
評価 | : | ★★★ |
料金 | : | 7Euro |