イタリア本土とは、狭いMessina(メッシーナ)海峡を挟んだだけなのに別世界のSicilia(シチリア)島。
路上の2重駐車は当り前、3重駐車もあり、信号機が機能していても、気合いが勝っている方が交差点での優先権を得るという交通システム。
当然ながら街中でのセンターラインは有っても無きがごとく、センターライン
からはみだし放題、センターラインそのもののが存在しなかったような。
2003年のGiro d'Italia第5ステージのゴールは、Sicilia東海岸のCataniaでした。
初めてのSicilia、無法地帯的な交通事情は洩れ聞いていましたから、本土からフェリーが着いたMessinaから気合い入れて、慎重にCataniaに向かいました。
高速道路のA18を使ったせいも有り、走っている車の挙動はMessina海峡の向かいの南イタリアとさほどには違わない様に感じましたが、一般道に降りたら「やっぱり、話に聞いていた、シチリアなのか。」と思わず笑みを浮かべました。
・・・・回りの車の挙動に過敏に反応せずに、車間距離を極端に詰めていない限りは、無法地帯でも危険性は減ります。
日本でいう悪いマナーにも熱くならず観察していると、そういう環境で車を転がしているだけあって危険回避の仕方がうまいです。・・・・クラッシュと紙一重という見方もありますが。
Giro d'Italia第5ステージのゴールを見終ってCataniaから少しMessina方向に戻ったAcirealeのLa Timpaは、初めてSiciliaで利用したキャンプ場です。
周辺には、幾つかのキャンプ場が有りましたがなんとなく海側のLa Timpaに入りました。
道路から一段下がった位置のキャンプ場は、ロケーション的には「大当たり」のキャンプ場でした。
木立に囲まれ、キンモクセイの良い匂いが漂っているキャンプ場のテントサイトは狭くて、先客も幾組か居たので草が生えていない土の上にテントを張りました。
Memoページの「シチリアの海」でも書いていますが、テントサイトのすぐそばにテラスが有りそこからの眺めはまさに「絶景」、車にストックしておいたスプマンテとビールで喉の渇きを癒し、日暮れと共に木立から屋根と波紋模様のパラソルが見えているリストランテへ小路を降りて行き、ピザと白ワインをしこたま食って飲んで満足して眠りについたというシチリアの初日でした。
テラスからの絶景と、リストランテのピザと白ワインでこのキャンプ場の評価を2ツ星としましたが、Cataniaの町の交通無法振りが増幅されるであろうハイシーズンは評価の星が無くなるかもしれないです。
名称 | : | La Timpa |
場所 | : | Via Foristelie - Santa Maria La Scale 25, Acireale(Sicilia) |
アクセス | : | Catania;ss114 --> Acireale |
地図 | : | ViaMichelin |
区画 | : | 広くないテントサイト、区画割りは無い |
地面 | : | 草のサイトも有るが土の露出あり |
シャワー | : | 温水/無料 |
トイレ | : | 紙なし |
評価 | : | ★★ |
料金 | : | 10.2Euro |