2003年、Tour de Franceを追いかけている途中で巡りあったCormatinという町のキャンプ場、草は連日の暑さで草臥れ気味、20時なのに容赦ない陽射しが降り注ぎ、日陰が少いテントサイト、条件は悪かったですが気に入りました。
暑さのせいか、夜中から紙が備えられたトイレ通いが朝方近くまで続き、自分の意志とは別の何らかの意志によって2kg位もダイエットさせられてしまいました。
フランスのキャンプ場には、珍しくトイレに紙が備えられていたので評価を最高としました。
数回目には自前の紙を持っていかざるを得ませんでしたが、有っただけでも有り難いです。
紙のせいだけでは無くて、開放感があるキャンプ場の立地と周辺の風景にも惹かれて私の評価を高くしました。
そして、レセプションのマダムが私の住所をパソコンに入力するときに、国別一覧表にJaponが無くてキーボードから「J A P O N」と指で入力していたという楽しい出来事も星3つの一因です。
疎らな低い木立で区画割されたグランドは密集した草ですが、7月中旬なのに早々と茶色に変りつつあってガソリンストーブで煮炊きをするには少し不安でした。
しかし、土はさほどに固くなっていなくて、テントを固定する為のペグは手で容易に差し込む事ができました。
サニタリー棟は1つか2つだったとあやふやに記憶していますが、キャンプ場の規模は中くらいですから「独断・フランス・キャンプ場基準」ではサニタリーの数は妥当です。
木立による日陰は少くて昼間滞在するにはタープが必要ですが、空気が乾燥しているので車の作る日陰に入れば快適に過ごせます。
所々に区画割りの木の柵があり、柵には白いラベルで自転車に乗った人間のシンボルが張って有り、自転車を立てかけるに丁度良い高さだったのは自転車ツーリストの為でしょう。
このキャンプ場のホームページに、「Pista cyclable de 45kms」という写真が載っていたし、キャンプ場に至る起状に富んだ道路にそそられましたから、周辺をサイクリングしても楽しそうです。
ワイン産地のBourgogne(ブルゴーニュー)に位置しますから、収穫される寸前の葡萄(ぶどう)を畑ごとに2〜3個つまみ食いさせてもらいながらサイクリング、トラックに山と積まれた葡萄が発酵の初期段階に成ってるんじゃあないかという匂いに包まれる、という至福の秋を得られる機会があればいいですねえ。
名称 | : | Le Hameau des Champs |
場所 | : | Cormatin |
アクセス | : | Lyon;N6 --> D306 --> N6 --> Macon;N79(E62) --> D980 --> Cluy;D981 --> Cormatin |
地図 | : | ViaMichelin |
区画 | : | 区画割あり |
地面 | : | 草 |
シャワー | : | 温水/無料 |
トイレ | : | 紙有り |
評価 | : | ★★★ |
料金 | : | 8Euro |