MilanoのMalpensa(マルペンサ)空港から北西へ約40km、Lago di Maggiore(マッジョーレ湖)の南端のSesto Calendeにあるキャンプ場です。
荷物が出てくるのが遅かったり、レンタカーのカウンターの待ち行列でうんざりしてから向かっても、予めルートをメモしとけば1時間以内に辿り着けます。
地図を眺めてみると、湖というよりもそれにつながる川のほとりに在るようです。

ここは、イタリアの旅がマルペンサ空港から始まる夜と、イタリアを去る前夜に利用していました。
ある年の土曜日の夜、初めてこのキャンプ場に着くとレセプション横のテーブルに数組が陣どって、ワインを飲みながらワイワイと夕食を摂っていました。
夕食の食材もまだ仕入れていない状況ではありがたい風景でして、テントを張りシャワーを浴びてからテーブルに向かいました。
メニューは選択出来なかったように覚えているのですが、ミックスピザ、ソーセージ、鶏肉とトマトとピーマンetcの煮物、0.5リットルの白ワイン、エスプレッソコーヒー、これで1200円程度でした。
日本からイタリアに入って初めての食事の例に漏れず、胃がまだ対応していなくて煮物をかなり残してしまいました。

食後にGrappa(グラッパ)をおごってくれたキャンプ場のおやじは、翌年に同じ状況で再訪すると顔を覚えていてくれていて、湖が増水していたのか湿った地面を避けて少し盛り上げて整地した場所に居場所を与えてくれ、「夕食食うか。」と言うのでまた食い切れない夕食に挑み敗退しました。
味はそれほどでもないのですが、ありがたくも胃をイタリア仕様に改造してくれる食事付きのキャンプ場です。
但し、食事の提供は土曜の夜だけらしく、金曜の夜当てにしてに辿り着いた時には近くのピザ屋に車を走らせました。