ハンガリーの首都ブダペスト(Budapest)は、ドナウ川を挟んでブダ(Buda)地区とペスト(Pest)地区に分かれています。
ブダペストから16kmほど離れたErdのFlamingoというキャンプ場を拠点にして3日間、バスとトラムを乗り継いでブダペストに通いました。
木立の下に広いテントサイトが有ったのですが、到着した日に運悪くフェンスを挟んだ向かいの公園でフェスティバルが開かれていて騒がしかったのと雨上がりだったので、公園から離れたあまり広くないながらも日当りと水捌けが両立した草地に居場所を見付けました。

幹線道路のN7から少し入った住宅街にあるので、車の騒音に悩まされる事はありませんでしたが、キャンプ場横の未舗装道路は凸凹が多くて、到着した時はあちこちに水溜が出来ていました。
幸いにも、居場所と凸凹道路は板塀で隔てられていて、テントはその板塀から適度に離しておいたので、車の泥跳ねが飛んでくる事はありませんでした。
清潔なサニタリーは1棟だけであまり広くありませんが、6月初めだった事もあり他には3組くらいしか居なかったので、快適にシャワーとトイレを使えました。
すぐ近くにバス停と、入口に警備員が居るスーパーマーケットがあったので、ブダペストに出かけるにも生活物資を手に入れるのにも便利でした。

地勢的には東欧に含まれるハンガリーの物価は、同じ東欧のチェコ並に安いという先入観で訪れたのですが、思いのほか食物の単価が高くてビールの種類も少なくて、オーストリア資本がビールを造っているという話を在住の日本人から聞いてちょいと興醒めながら、ブダの古い街並みとそこから眺めるドナウ川が素晴らしくて再訪したくなりました。