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6 Aug 1998 | 3 Aug 1998 | ||
31 July 1998 | 30 July 1998 | 29 July 1998 | 28 July 1998 |
27 July 1998 | 26 July 1998 | 23 July 1998 | 22 July 1998 |
21 July 1998 | 19 July 1998 | 18 July 1998 | 14 July 1998 |
- 6 Aug. 1998 - Tour de France -
- EPOの情報をある方から、提供していただきました。
EPOとは…エリスロポエチンというもので元々腎臓で産生される造血ホルモンを遺伝子組み替え技術により人工的に製剤化したものです。これが骨髄の赤血球前駆細胞を刺激、赤血球が増加します。赤血球が増えるという事はつまり酸素を血液中にたくさん取り込み、より激しい運動に耐える事ができます。血中の赤血球の濃度を表す値にヘマトクリット(Ht)があり一般男性ですと40〜48くらいです。この値を高くしようと今までも高地トレーニングや血液ドーピング(試合の何週間も前から採血していた血液を試合の直前戻し輸血する)等がされてきました。しかしエリスロポエチンを使うことにより過度にHtを上げてしまうと血圧上昇、脳血管障害、血栓形成など重篤な副作用もあります。エリスロポエチンは腎臓の機能が落ちた透析患者には不可欠な薬剤であり、適正な使用法で用いれば大変有効なものです。キリンビ−ルの医薬事業本部にも載っています。ここではエスポ−と称しているようです。
健康な人間が使っても、今のところは副作用で第三者に危害を与えることはなさそうです。
選手個人が自分の成績を、貢献度を上げるために使いたくなるのは、現在のスポ−ツ界を取り巻く環境を見れば当然の成り行きでしょう。プロともなれば、スポンサ−、チ−ムスタッフ、家族、母国人から受けるプレッシャ−は、アマチュアより数倍強くなります。
真面目な選手ほど、そのプレッシャ−を「柳」のごとくに受け流すことが出来ず、薬に頼ってしまうのではないでしょうか。
薬に頼らない強い意志を、スポ−ツ選手に見いだそうなんて、彼らが可哀想ですよ。ス−パ−マンだって、ウルトラマンだって何らかの「ぶつ」に頼って「変身」するのですから。
私たちも、日々の憂さを「アルコ−ル」「衝動的行動」で発散しているじゃないですか。
EPO、ステロイド剤等をチ−ムドクタ−の管理下に於いて使うというのは、理にかなっています。選手達の生半可な知識で、彼らの選手生命を縮めてしまうよりは、良心的な医師の管理に置くほうがよっぽどいいでしょう。その医師が良心的でなければ不幸でしょうけど。
- 3 Aug. 1998 - Tour de France -
- Tour de Franceが終わりました。
私は、日本海のゲリラ豪雨を経験しに行ってたので、Web情報から離れていました。
最終ステ−ジには、Marco Pantaniを擁するMercatone Unoチ−ムが全員金髪で現れたようです。Pantaniんん・・・金髪?巻き毛のカツラかな?・・・髭を染めたんですか。
CSでリアルタイムに、見ることが出来る人はいいですねえ。
剃るより抵抗感無いだろうから、勇気いらないだろうから、これから日本のレ−ス会場で髪染めた、あやかり組が出没するでしょうでねえ。金髪ブ−ムは、まだまだ続くでしょうか。
今年、イタリアのVeneziaで金髪ジャッポネ−ゼのニイちゃんが、きょろきょろしながら歩いてるのに遭遇して、思わず笑いそうになりました。ヨ−ロッパ人にとっても「金髪」というのは何らかの意味を持つのでしょうか。
最終成績は、総合1位のMarco Pantaniが92時間4分46秒、2位Jan Ullichは+3分21秒、3位Bobby Julichは+4分8秒でした。
まあ、こんなもんだろうかなあ。といった印象ですねえ。
パリに現れたチ−ムは、14チ−ム・・・・アイルランドをスタ−トしたときは21チ−ムでしたよねえ。
96人がパリのゴ−ルラインを通過しました。スタ−トしたのが189人・・・・半分しか残りませんでした。
何ともやり切れないド−ピング騒動で、こんな事になっちゃいました。
でもPantaniの切れのいい山岳アタックは、他の有力な役者が舞台から居なくなったTour de Franceを面白くしてくれました。
千両役者パンちゃんに幸あれ!
フランス国家権力からケチつけられないうちに、速く家に帰りなッ。・・・・もう帰ってるって?。
ところで、EPOて真っ当な治療薬なんだそうです。人工透析を受けている方に投与されるものらしいです。
そして、何と日本の製薬会社で作っているということです。
- 31 July 1998 - Tour de France -
- 第18ステ−ジは一応スタ−トしたようです。しかし、KELME、Vitalicioチ−ムも出走しなかったようで、除外されたFestinaチ−ム、昨日リタイアしたONCE、Banesto、Riso Scottiで何と6チ−ムも居なくなっちゃいました。
21チ−ムがTour de Franceに参加してましたよねえ。その内15チ−ムが残っています。パリではどれだけ残るのか、パリでTour de Franceは有るのか。
これだけの人間をリタイアに追い込むなんて、やっぱり国家権力とマスメディアは強いですねぇ。
それに比べれば、昨年から目立ち始めた落車禍、山岳スペシャリスト達の活躍によるタイムオ−バ−禍なんてしょぼいもんですよ。
私の勘ぐりですが、サッカ−のワ−ルドカップでフランスが優勝してしまった事に、これだけド−ピング問題で警察活動が活性化してしまった一因があるように思います。
サッカ−でド−ピングが有るのかどうか判りませんけど、もしその噂が有ったとすれば、それから関心をそらすことや警告を目的として、魔女狩りが行われているんではないかいな?・・・・とのゲスの何とかです。
現代社会では至る所でド−ピングが行われているように思います。私たちは、自然界から得られる食物以外でも、エネルギ−源とビタミン、各種ミネラルを摂っています。その延長線上に、スポ−ツ選手のド−ピングが有ると思います。
そしてそれが、ある国の禁止薬物のリストに載っていたら、警察に連れ去られケツの穴まで調べられるのです。警察は、国家権力はその手の内部情報は十分すぎるほど持っているでしょうから、誤認はまず無いでしょう。証拠が見つかるかどうかは、判りませんけど。
私個人としては、他人に危害を与えないかぎりは、ド−ピングを肯定も否定もしません。今年のTour de France騒動を眺めている内に、どちらかというと肯定方向に傾きかかってきました。しかし、選手達の寿命に重大な影響を与えるようならば、それもまずいし。
これは根が深く、複雑なことですねえ。
第18ステ−ジは、Tom Steels(Bel/Mapei)が勝ちました。総合成績は、4位のFernando Escartin(Spa/KELME)がチ−ムごとのリタイアで居なくなっちゃったので、Christophe Rinero(Fra/Cofidis)以下が繰り上がったことくらいが、上位の変化です。
- 30 July 1998 - Tour de France -
- 何ということでしょう、選手達が揃って第17ステ−ジをサボタ−ジュというか、ストライキというのか、ゼッケンを外しゆっくりとゴ−ルに向かったようです。
TVMの宿舎に警察が入った事や、ド−ピング問題で騒ぐマスコミに対する抗議の意味合いがあるようです。Laurent Jalabert(Fra/ONCE)は、チ−ムカ−に乗ってしまい、リタイア。
ONCE、Banesto、Riso Scottiの3チ−ムは、みんな揃ってチ−ムごとリタイアしてしまいました。
さらにCasino、Poltiにも操作の手が延びそうだということです。
こりゃあ、もしかしたら主催者側か選手側かどちらかの意志によってTour de Franceは、「無効」になっちゃうんじゃないかなあ。
いやはや何とも凄いことになってきました。これから、もっと凄いことになりそうな予感がします。
ア−ア、今日はどないになるんやろ。
- 29 July 1998 - Tour de France -
- 山岳大好き人種の輝ける星、期待のpantani 第16ステ−ジ で1分くらいはライバル達から稼いで欲しかったです。
しかしステ−ジ優勝は、Pantaniとのゴ−ルスプリントで僅かにまさったUllrichでした。
3位のJulich以下は、1分49秒遅れの集団8人。2人でアタックの応酬を繰り返しながら、ゴ−ルまでもつれ込んだんでしょうねえ。
山頂ゴ−ルでないと、Ullrichを引き離すことは難しいのでしょうか。
彼以外のライバル達には、予定?どうりの差を付けました。
Ullrichに黄色いジャ−ジを取り返そうと、Telekomチ−ムは気迫あふれる走りをしているようです。
1996年のTour de France覇者であり、アシストのベテランBjarne Riis(Den)も奮闘しているようです。
Ullrichは、前日の総合4位から3位に1ランクアップしました。
彼は、まだまだあきらめてないでしょう。
今日も同じようなコ−スレイアウト、第16ステ−ジの結果だけ見ていると同じ様な事になりそうに思います。
今年のGiro d'Italiaで初めて見てから、Pantaniのひいきになっちゃいましたから、彼とMercatone Unoチ−ムの奮起を期待しています。何とかそのままパリ迄行って欲しいですわ。
- 28 July 1998 - Tour de France -
- 第15ステ−ジ(7月27日)はアルプスに入って、やっとハ−ドな山岳ステ−ジです。さてさてMario Pantaniは、どう走るんかいなと興味津々で、昨夜は早寝。
CS持ってないので、夜更かししなくてすみます。
Marco Pantani凄いですねえ。やっちゃいましたねえ。
雨の中、期待どうりの単独ゴ−ル。
ステ−ジ25位のJan Ullrichに何と8分57秒もの差を付け、並み居るライバルをけ散らし、一気に総合1位まで登りつめちゃいました。
Giro d'Italiaの再現のようです。
総合2位は、Bobby Julich(USA/Cofidis)で3分53秒差。3位に上がってきたFernando Escartin(Spa/Kelme)は4分14秒差。Ullrichは4位に後退し、5分56秒差となりました。
Ullrichの2連覇は、Pantaniにより断たれたようです。残りの山岳ステ−ジでも人並外れた山岳スペシャリストPantaniを擁するMercatone Unoチ−ムは、集団を引きまくり疲れさせ、Pantani爆発のおぜん立てをすることでしょう。
Kelmeチ−ムのアシスト達も、山岳ではMercatone Unoチ−ムと共に集団をコントロ−ルするでしょうねぇ。
Pantaniには後2つの山岳ステ−ジで、2位以下に1分程度の差を付けてから、第20ステ−ジの個人タイムトライアルに臨んで貰いたいものです。
山岳スペシャリストが黄色いジャ−ジを着て、パリに入る・・・・・なんて事になれば、痛快この上ないです。
彼、キャラクタ−強烈ですし、「薬」の話題もどっかに押しやるかもしれません。彼、「薬」やってないでしょうねえ。彼のチ−ムはやってないでしょうねえ。
総合2位のBobby Julich(USA/Cofidis)が、Pantaniと彼のチ−ムにとっては、ちょっと不気味な存在でしょう。今日28日の結果が楽しみです。 Saitoさん速報よろしくね。
- 27 July 1998 - Tour de France -
- 第14ステ−ジ(7月26日)は、一時期黄色いジャ−ジを着ていたStuart O'Grady(Aus/Gan)がステ−ジ優勝しました。彼の集団は6人で、大集団からは10分程も逃げています。
まあ体勢に影響のないメンバ−だったから、逃がしてくれたのでしょう。
プロフィ−ルマップを見ると大した勾配の峠もなく、Pantaniなどの山岳スペシャリストの見せ場は無かったようです。
第15ステ−ジは、彼ら山岳スペシャリストが好む山頂ゴ−ル。
平均勾配は6.8%とさほどではないですが、Ullrichに2分位の差をつけてPantaniがゴ−ルに現れたら、面白くなりそうです。
けれどPantaniとしては、もっと勾配がほしいでしょうねえ。
- 26 July 1998 - Tour de France -
- 今年のTour de Franceは、誰が黄色いジャ−ジ着てパリに入るのかという事よりも、どのチ−ムが黒で、どこが白なのかといったことがマスコミの関心を呼んでいるようです。
Festinaに続きTVMも、ド−ピング問題でTourから「除外」されそうな雲行きのようです。
Casino、Rabobankも警察の質問を受けることになったようですし。Asicsの泊まったホテル近くのごみ箱からは、薬物等がフランス国営テレビのチ−ムにより発見されたそうです。
選手達のマスコミに対する反発が高まり、Laurent Jalabert(Fra/ONCE)を首謀者として、第12ステ−ジのスタ−ト地点で一時的にストライキを打ったようです。
やっぱりほとんどのチ−ム、選手達は個人的にしろ、組織的にしろド−ピングをやっている。と考えていたほうがいいでしょうかねえ。
アルプスステ−ジで、空中分解してしまうチ−ムもあるでしょう。
何チ−ムが、「まともな形」でパリに入るのでしょうか。
「薬物問題で、Tour de France無効!」なんて事になったりして。
今日(26日)から、アルプスステ−ジが始まります。
今日はライバル同士が、互いの調子を探るステ−ジとなるでしょう。
翌27日の第15ステ−ジは、Tour de Franceで数少ない山頂ゴ−ル。総合1位を占うポイントとなりそうです。
Mercatone Unoは、ド−ピング検索に引っ掛かってないでしょうねえ。Marco Pantaniまでいなくなっちゃったら・・・・・
- 23 July 1998 - Tour de France -
- 山頂ゴ−ルのステ−ジは、極東の島からはるばる見に行った人種にとっては、ありがたくもあり、ありがたくもない複雑な気持ちになってしまいます。
ゴ−ル1km位手前の観客が両脇に二重くらいの比較的薄い人垣の所に、ゼエゼエしながらたどり着きポジションを得たなら、ゴ−ルの強固な人垣のすき間から窺わなくても、ラジオ中継の言葉が判らなくても、ステ−ジの勝敗、黄色いジャ−ジの行き先が判ってしまうのですから、ありがたい事です。
けれど、遅れてきた選手達が全て過ぎ去った後、麓まで歩いて、或いは車で降りなければなりません。Giro d'Italiaでは2時間くらいを見込んでおけば、徒歩、車共にどうにかなります。・・・・4,5kmを1時間で歩けば。
Tour de Franceでは、そこが「天王山」であれば、山頂から車の場合3時間はかかるんではないかと思います。・・・・Giroと同じ条件で。
2つ目であり、最後のピレネ−である第11ステ−ジ(7月22日)は、山頂Plateau de Belli(1,747m)まで麓から、平均勾配7.3%で16.2kmあります。苦しみながら走りきらないと、彼らに明日の休息日は訪れません。Cipolliniの様に家に帰されてしまうでしょう。ん・・・チッポは自ら選択したんだ。
Marco Pantaniが単独アタックをまんまんと成功させ、総合4位まで上がってきました。ゴ−ル手前5km位で、単独で逃げていたRoland Meier(Sui/Cofidis)に追いつき、追い越しですから・・・・「爆発」です。
Festina チ−ムが舞台から引きずり降ろされた後の、寂しいTour de Franceを盛り上げてくれる役者がやっと舞台に上がって来ました。
ステ−ジ2位のMeierに1分26秒、8位のUllrichに1分40秒差をつけてのゴ−ル。
総合時間でUllrichに3分1秒まで詰めてきました。
今日も山岳ステ−ジだったら、2分差くらいに詰めてくれそうです。しかし残ながら休息日。
やっぱり、Giro d'Italiaに比べるとコ−ス設定が甘いですねえ。「休息日」なんて必要ないと思います。「追っかけ」達にはありがたい「休息日」となるでしょうけど。
山岳スペシャリストが、その能力を最大限に発揮してタイムトライアルに抜群の能力を持つUllrichなどのオ−ルラウンダ−に詰め寄る、或いは逆転したとしても、「休息日」とそれに続く平地の2ステ−ジが、皆に体力を回復させる機会を与えてしまうことになります。
Pantaniには、アルプスステ−ジでの再爆発を期待しています。
総合2位で1分11秒差のBobby Julich(USA/Cofidis)、一寸面白い存在になってきました。タイムトライアルも、山岳もいけるタイプのようです。
- 22 July 1998 - Tour de France -
- 第10ステ−ジ(7月21日)最大の峠Col du Tourmalet(2115m)の平均勾配は7.7%です。
1993年は反対方向から登ってきました。私たちも麓から何kmも歩いて沿道の観客達、ペインティングを見ながら切り通しの峠に上がりました。斜面を埋め尽くす人人・・・
やがて選手達がやって来ると、峠が尽きて下り始める境目、おじさんが走りながら、連れらしいおばさんがどっしりと構えながら、新聞紙を選手達に渡していました。
さすが、というような走りをしたらしいMarco Pantaniが、1位のRodolfo Massi(Ita/Casino)から36秒後にステ−ジ2位でゴ−ル。
Ullrichらと共に形成していた第二集団からアタックし、Massi迄は届かなったものの、Ullrichの集団に23秒差をつけました。ステ−ジ20位くらい迄にざっと目を通すと山岳スペシャリスト、オ−ルラウンダ−が名を連ねています。
その結果、総合1位は再びUllichに。1分18秒遅れで2位Bobby Julich(USA/Cofidis)。2分17秒遅れでBo Hamburger(Den/Casino)が3位となりました。彼らは数年前から注目されていた選手ですよねえ。
Pantaniは一気に、総合11位まで上昇しました。Ullichからは4分41秒遅れです。
今年のGiro d'ItaliaのSam Marinoステ−ジで、山頂ゴ−ルに2番目に上がってきた彼は3日後のPiancavalloで爆発し、可哀想なタイムオ−バ−選手を多数作り出しながら、山頂のゴ−ルラインを一人で越えました。
同じような状況を期待しているのは、私一人ではないでしょう。あなたもですか?
今日の第11ステ−ジでどれだけ詰めるのか、明朝のWeb探索が楽しみです。
あっCS見ながらメ−ル速報送ってくる奴がいた。ありがたいことです。
- 21 July 1998 - Tour de France -
- 昨日、アップロ−ドした後いろいろとサイトを覗きに行くと、Festinaのマッサ−が捕まったのは、Tour de Franceが始まる直前だということ。
それなら、捕まったのがベルギ−/ フランス国境だったとしても納得できることです。
けど・・・やっぱり、すっきりしません。
国境の係官ってのは、スポ−ツ選手が使うド−ピング剤、EPO、マスキング剤についての知識が豊富なんでしょうか。一般人が使う麻薬、覚醒剤、大麻・・・などについては、充分な知識の習得をしているんでしょうけれど。
次々に開発されるド−ピング剤などについて、最新の情報を得てるんでしょうか。
それらの薬を作ることは違法なのでしょうか。ある国では合法で、別の国では所持しているだけで違法行為となるのでしょうか・・・・
やばい薬なら、よほどの馬鹿でないかぎりすぐ判るところに置いてあるはずもなく、係官が確信を持ってなければ摘発などは出来ないと思うんですけど。
陰謀説が浮上してきそうです。・・・・タレコミですよ、これは。
私は、ド−ピング剤を使うことに肯定も否定もしません。
けれどもスポ−ツ選手達は、実際に使っているようですし、使わざるを得ない状況に彼らは追い込まれているようです。
あなたのアイドル選手も、使っているかもしれません。
使っていないとは言い切れません。
我々が日常的に食べている、飲んでいる物に含まれている物質の濃度が濃くなれば、ド−ピング剤となるかもしれません。
ド−ピング剤によって、その人間個体のパ−フォ−マンスが向上するとなれば・・・・ずば抜けた才能を持ちあわせてなくても、それによって補えるならば・・・・それが必要ならば、使いたくなる事は当然の成り行きでしょう。
私は、それを使うことにより他人に肉体的、精神的に苦痛を与えないかぎりは、ド−ピング剤を否定しません。積極的に肯定もしません。
・・・・本人が受けるダメ−ジが強力であるとしても、それは本人が予習しておくべきことでしょう。・・・・同情はしますけど。
えっと、とりあえずこれぐらいにしておいて・・・
7月19日の第8ステ−ジは、TelecomじゃなかったTelekomですねえ。ゲルマンでは、cがkに化けるようです。
Telekomチ−ムがコントロ−ルにしくじって、黄色いジャ−ジをLaurent Desbiens(Fra/Cofidis)に持っていかれました。7分ほどの逃げを彼も加わった7人に許してしまったからです。
各ステ−ジで常に逃げに加わっていた、或いは試みた・・・らしいCasinoチ−ムのJacky Durand(Fra/Casino)がステ−ジ優勝し、総合3位まで浮上しました。
ピレネ−までは、平地のステ−ジが1つです。Durandがまた強烈な前半アタックを仕掛けてくれるでしょう。もしかしたら彼、200km位の単独逃げをかますかも。
そしたら、Richard Virenqueが舞台から引きずり降ろされた後の、フランス人達の溜飲がもっと下がること間違いなし。・・・・楽しみです。
- 19 July 1998 - Tour de France -
- 有力チ−ムのFestinaが、Tour de Franceより「追放」されました。
フランスとベルギ−の国境で、チ−ムのマッサ−が多量のド−ピング剤、マスキング剤を所持しているのが見つかり、チ−ム監督が事情聴取を受け、「私たち、組織的ド−ピングやってました。」と発言したのが原因です。
第7ステ−ジを走ることなく、Richard Virenque,Alex Zuelle,Larurent Brochard等の有力選手を擁し、今年のTour de Franceの核となるチ−ムが、自らの過ちによって去っていきました。
Festinaチ−ムに対する処分はTour de Franceが終わってからということらしいです。・・・以上は友人達からのCS情報です。
選手達は、チ−ムから与えられる食事をして、補給地点でマッサ−が手渡す補給食、ドリンクを摂るのですから、チ−ムが意図して混ぜておけば、彼らは意識しなくてもド−ピングしていることとなります。
ド−ピングチェックに引っ掛からない様に、マスキング剤も当然ながら開発されているようです。
でも何故、ベルギ−/フランス国境で止められたのか、何故そんなところを走っていたのか疑問です。Tour de Franceのコ−スから外れていますよねえ。
私はベルギ−/フランス国境を越えたことは有りません。しかしEU域内であれば、我々東洋人が国境を通過してもあまりチェックは受けません。
トランクル−ムを開いて一瞥くらいが普通です。もっとも、受け答えにしくじって、麻薬捜査犬に車内をはい回られた経験はあります。
そのマッサ−は、チ−ムカ−に乗っていたんでしょうねえ。私有車なら発覚しなかったと思います。
フランスナンバ−であろう車を止めてチェックをするということは、何らかの事件が有って臨時検問をやってたのか、ド−ピング疑惑の有るFestinaのチ−ムカ−だったからか、どっかからのタレコミだったのか・・・疑問点ばかりです。
第7ステ−ジ(7月18日)の個人タイムトライアルは、Jan Ullrich(Ger/Telekom)が勝手、総合1位に躍り出ました。総合2位のBo Hamburger(Den/Casino)とBobby Julich(USA/Cofidis)に1分18秒差をつけています。
おデブちゃんになっていたUllrich、減量成功で復活って図ですか。
この結果と、Festinaチ−ムの「追放」によってTour de Franceの魅力は半減しました。
Marco Pantaniを擁するMercatone Unoチ−ムとFestinaチ−ムがピレネ−、アルプスで果敢にアタックを繰り返し、オ−ルラウンダ−達を消耗させて山岳スペシャリストのPantani,Virenqueが4,5分くらいの差を取り返し、あわよくば2、3分の差をつけて第20ステ−ジの個人タイムトライアル迄、もつれ込むという展開を期待していたのに。
・・・「それは一寸無理でしょう」という事になっちゃいました。
Pantaniは Ullrichから5分4秒の総合43位。彼としては予定どうりのポジションでしょう。しかしオ−ルラウンダ−を葬りさるということでは、思惑が一致することも有ったかもしれないFestinaチ−ムが居なくなったことは痛手でしょう。
しかし、彼と彼のチ−ムメイト達は、気持ちの良い果敢な攻撃を見せてくれるでしょう。私はそう信じ、期待しています。
- 18 July 1998 - Tour de France -
- Mario Chipollini・・・あまり冴えてないように思っていました。得意のゴ−ル勝負に参加しても第2ステ−ジの3位が最高。
・・・第5ステ−ジ(7月16日)で、Eric Zabelを押さえてやっとステ−ジ優勝しました。
続く第6ステ−ジでも勝ちました。そろそろエンジンがかかって来たようです。
これから黄色いライオンのぬいぐるみを、チ−ムバスのフロントガラスに並べていくのでしょうか。
1993年、本人が家に帰った後はバスの運転手とともに、ライオンちゃんが峠を登っていました。
まだ映像を見てないので判りませんけど、今年もステ−ジ優勝者に黄色いライオン渡していますよねえ。
第4ステ−ジ迄の冴えなさが災いして、第5ステ−ジでポイント賞の9番目に名前が出ています。第6ステ−ジでは7番目まで上がっています。出来ればピレネ−以前に、緑色のジャ−ジをまとってもらいたいものです。
第4ステ−ジで総合1位に躍り出たオ−ストラリア人Stuart O'Grady(GAN)は、第6ステ−ジが終わっても黄色いジャ−ジを着ています。1982年のPhill Anderson(フィル・アンダ−ソン)以来の総合1位だそうです。Phill Anderson・・・のスペルは?
日本の真南の国からは、沢山の男達がTourに参加しています。
日本人が複数名前を連ねるのはいつの日か・・・・待ちます。
- 14 July 1998 - Tour de France -
- Tour de Franceが始まりました。GANチ−ムのChris Boardmanがプロロ−グを制しました。
さすが、新プロロ−グ男。
かつてそう呼ばれた男のように、どこかで200km近く逃げてステ−ジ優勝もしてもらいたいですねえ。
その男とは一寸、タイプが違うようですから多分それは無いでしょう。
Italia期待のMarco Pantaniは48秒遅れの181位、後ろから数えて9番目、彼らしいポジションです。彼のコメントどうりに、後半のアルプスで登りつめてほしいものです。
ピレネ−でその布石を打っておかないと、完全に登りつめることは難しいでしょうねえ。
・・・・当たり前のことですか。すみません・・・
前半戦の主役Mario Cipolliniは、第1ステ−ジ(12 July '98)のゴ−ル前9kmで落車に巻き込まれ、3分40秒遅れの184位でした。
Saecoのアシスト6人が彼に付きあってゴ−ル。Saecoはチ−ム成績最下位からのスタ−ト。
どれだけ盛り返すことやら、Gottiが出てない今年は、誰がエ−スとなるんでしょう。No.114を付けたGian Matteo Fagniniでしょうか、No.118のLeonardo Piepoliでしょうか。彼らはMario Cipolliniと一緒に帰ってきていません。集団でゴ−ルしています。
Cipolliniに一度くらいは、チ−ムカラ−以外のジャ−ジに着替えてもらいたいですねえ。
彼・・・いつ、家に帰るんでしょうか?ピレネ−の前・・・それはないよなあ、いくらなんでも。
やっぱり、アルプスステ−ジの初日でしょうかねえ。Giro d'Italiaでは、ドロミテ初日に帰るのが慣例ですから。
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