タイムリー/ノットタイムリー
Vol.9
Intermezzo.....Autunno 1998


last update:21 Dec.1998
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Contents
Vuelta a Espana 1999  21 Dec. 1998
Giro d'Italia 1999  18 Nov. 1998 移籍etc.・・・その2   4 Nov. 1998
移籍etc.・・・その1   20 Oct. 1998 世界選手権   13 Oct. 1998
みずもの・・・その2   6 Oct. 1998 みずもの・・・その1   4 Oct. 1998
21 Dec.1998
Vuelta a Espana 1999
久しぶりにアップデ−トします。まだまだ秋のような陽気が続いています。
早く雪降らんかなあ・・・
Vuelta a Espanaのコ−スが早々と発表されました。

1999年のハイライトは、平均勾配13%、最大勾配20%というAlto del Angliru(La Gamonal)7kmの激坂山頂ゴ−ルが待ち構える第8ステージです。
スペインの北部山岳地帯は、そのままに地中海に落ちこむが如くに急峻です。 第8ステージはJimenezの為に設定された様なものです。
Giro d'Italiaの第21ステージ、Psso del Mortiroloよりも過激な勾配です。

スペインの新しき山岳スペシャリストJimenezは、Giro d'Italia並みの過酷なコースが設定されていれば、Marco Pantaniに匹敵する成績を挙げることができるでしょうか?・・・そう期待しています。
もっともPantani、Viranqueが出るとその成績は期待できません。

Viranqueは、Festinaチ−ムと決別し、他のチームはあまりの高給に獲得を断念しているようです。
イタリアの数チームがアプローチをしているようなので、もしかしたらかなりの年俸ダウンでイタリアへ行くかもしれません。・・・望み薄?
そうなると、Giro d'italiaがおもしろくなりそうです。・・・でも長期間の出場停止が響きそう・・・

PantaniもVueltaに出る事はなさそうなので、1999年はJimenezがいい目を見そうです。
私にはのどかなように見えてしまうこのステージレースは、追いかけるのにそれほどのエネルギーを必要としませんから、9月に暇がある方は出かけるのも面白いでしょう。
スペイン独特の風景も楽しめます。いいですよ・・・スペインも。


Welcame to International Pro CyclingVuelta a Espana 1999

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18 Nov.1998
Giro d'Italia 1999
来年のGiro d'Italiaのコ−スが発表されました。
Pantaniの為に作られたようなコ−スのGiro d'Italiaです。


第21ステ−ジ (6月5日)は4つの峠が待ち受けています。
中でもPasso di Gavia(2621m) 、Passo di Mortirolo(1852m)が重要なポイントとなると思います。。
Cima Coppi(Giro d'Italiaの最高地点)のGaviaは、未舗装路が5〜6km程あります。10kmで1100m登ります。
50kmでMortiroloの上り口、標高差1300mを13km程で登ります。道幅も狭くGiro屈指の過酷な峠です。


第19ステ−ジ(6月3日)の山頂7ゴ−ルAlpe di Pampeago(1760m)は距離8.9kmで平均勾配9.6%です。そして、ゴ−ル手前700mには20.2%というとんでもない坂があるようです。
今年そこで、PantaniとTonkovが熾烈な戦いを展開しました。
ここも面白そう。

来年も面白くなりそうです・・・行かなきゃア。
Pantaniの十八番の山頂ゴ−ルは5ステ−ジもあります。
Giro d'Italia迄に彼が、恒例?の怪我にさえあわなかったら、連覇はかなり有望でしょう。
誰がライバルとなるのか、Pavel Tonkov? Laurent Dufaux?・・・世界選手権覇者のOskar Camenzind?
WebRAISport
GOL - Primo Piano - CICLISMO
Big4RacesGiro d'Italia
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4 Nov.1998
移籍etc.・・・その2
Tour de Franceから現在に至って、Webのニュ−スサイトを飾る例のFestinaチ−ムの諸々、ViranqueがZulleがDufauxが、あっちへ行きそうだ、いやそのまま残るetc・・・・

TEAMNEWS を見てると「なんともはや、よ−やるなあ」と思ってしまいます。移籍情報が数日のうちに変わっているのですから。
まあ、シ−ズンオフでも退屈せずにすみますけど。
Laurent Dufaux(Sui)はSaecoへ、Alex Zulle(Sui)はBanestoへ行き、Viranqueの去就は未だ定まらず・・・のようです。
・・・・でいつ最終的にチ−ムの構成が決まるの?

1999年のGiro d'Italiaは、第一ステ−ジから山頂ゴ−ルという未確認情報もあります。それが実現すると面白いことになりますねえ。
Marco Pantaniの為のGiroとなるでしょうか・・・・オ−ガナイザ−は、そのようなコ−ス設定をするでしょうね。Enrico ZainaがBresialatからMercatone Unoチ−ムヘ移籍して、Pantaniの為の陣容が強化されます。
Saecoチ−ムのエ−スとしてDufauxは、彼の前に立ちはだかるのか、後ろにぴったりと付けるのか・・・・付けていたんじゃあ勝ち目はないでしょう。
来年のGiro d'Italia、今年のように面白くなりそうです。

BS2でヨ−ロッパ美術館巡りをしていました。
ル−ブル、オルセ−・・・いいですねえ。何時かは行ってみたいです。まともに見ていると何日かかることやら。
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20 Oct.1998
移籍etc.・・・その1
10月になって移籍情報が、目白押しです。

Festinaチ−ムがスイスへ移籍するとかしないとか・・・・薬の本場で再起を計るのでしょう。
それに伴いAlex Zulle(Sui)のONCEへの移籍話は立ち消えたようです。
Laurent Dufaux(Sui)も移籍説があったと思いますけどこれもなくなったようです。

CN&S-"Provisional"Team 1999に1999年暫定チ−ム編成メンバ−が載っています。

おなじみの、
Bill's Cycle Racing Resurlts and News ServiceOctober 1998には少しばかり詳細な情報が載っています。
最新の移籍情報は、
October 15,1998で、Transfers and Contractsと副題が付いています。

選手達は、毎年のようにチ−ムを移っています。大抵は一年契約なのでしょう。
チ−ムそのものの消滅、復活も毎年のようです。華々しい成績を上げてもチ−ムが残るとは限りません。
エ−ス級や強力なアシストは、次の働き場所を得やすいでしょう。しかし、それ程の貢献をしなかったアシスト達は、次年の場所を探すことが大変でしょうねえ。

Oscar Camenzind(Sui/Mapei)が世界選手権ロ−ドの勢いをそのままに、ワ−ルドカップ最終戦
Giro di Lombardiaで勝ちました。
彼、かつて日本鋪道で走っていたそうです。大門先生、やっぱりいい目を持っていますね。
ワ−ルドカップの最終結果は、Michele Bartoli(Ita/Asics)が416ポイントを稼ぎ、ダントツの1位。2位のLeon Van Bon(Ned/Rabobank)が190ポイントですから、Bartoli ・・・・左団扇・・・右手でハンドル。
来年はJohan Museeuw(Bel/Mapei)の巻き返しに期待・・・・事故らなきゃあいいけど。
そして、チ−ム1位は最終的にMapeiでした。
Giro di Lombardiaのコ−ス上にあるMadonna di Ghisalloから見るLecco湖、奇麗でした。教会内には、チャンピオン達の写真とジャ−ジが所狭しと飾られています。サイクリスト達も登ってきます。

Mapeiといえば、1999年は二つに分裂してかつてのLampreチ−ムが復活するようです。
Oscar Camenzindは Lampreへ移り、Gianni Bugno(Ita)は引退。Pavel Tonkov(Rus)は去就未だ決まらず。

Vuelta a Espanaと世界選手権タイムトライアルの覇者Abraham Olano(Esp)はBanestoからONCEへと・・・・いやはや、目まぐるしいことで。

元ミマノチ−ムの栗村は、ポ−ランドのMROZチ−ムに残留しそうな様子です。
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13 Oct.1998
世界選手権
World Road Championships 1998 が終わりました。
Abraham Olano(Esp)が43.5kmの個人タイムトライアルで、Oskar Camenzind(Sui)が258kmのロ−ドレ−スで、それぞれ虹色のジャ−ジを得ました。

OlanoはVuelta a Espana の勢いをそのままにアベレ−ジ48.05km/h・・・なんというスピ−ド。
42位の三浦恭資は9分23秒遅れです。最下位です。アベレ−ジ41.06km/hです。
ロ−ドレ−スに出た阿部ちゃんは、ゴ−ルまでたどり着きませんでした。

月から、いえいえ癌から生還したLance Armstronng(USA)は4位でした。
えっ・・・・TT? Road Race?・・・・そのどちらでも4位。
Vuelta a Espanaとあわせて、三冠達成です。・・・・トップ3がいなければ。
いい選手です。Olanoに負けず劣らず。数年前からの注目選手でした・・・これからも。

しかし、Tour de Franceの「薬」騒動の余韻(or 余波)からZulle、Virenque、Jarabertなどがエントリ−されてないのは、寂しかったですねえ。
役者が数枚、足りませんでした。
詳細はUCIのInternational-Road Worlds-1998
Bill's Cycle・・・・のWorld Road Championships 1998
Official Site

今日のコメントは、ここ迄と思いましたが・・・・私も一応、「日本人」の様です。
Bill's Cycle・・・・のWorld Road Championships 1998
Elite Men's Time Traialを見てみますと、出場選手のDate of Birthという項目があります。
個人タイムトライアルに出た三浦キョンシ−(懐かしい!)は1961年生まれ・・・・タフですねえ。今でも彼は、国内ではトップ集団にいます。しかし出場選手の中で最年長、御年37才ですよ。
若くて活きのいいやつ・・・・行成なんかを世界選手権に送り込んだっていいんじゃないですかねえ。
もうそろそろ、中年の星に引導を渡してやってもいいんじゃないですか?
頑張れ20代!!・・・・です。
何が何でもプロを出場させたいんでしょうか?・・・・
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6 Oct.1998
みずもの・・・その2
凄いですわ。9月24日(木)に高知市で午後10時からの3時間雨量が182mm。
国分川が氾濫したのは、21時か22時くらい。堤防が決壊したわけではありません。
決壊を防ぐために、他より1m程低くした「水越提」を川が越えたようです。
「霞(かすみ)提」というのも有りまして、川の水位がある程度下がってから堤防内にたまった水を川に帰すという機能を持っているそうです。これもうまく機能したようです。

海抜0m地帯に宅地を増やしてしまった事で、遊水地帯(田畑)が減ったことにも「泥ろ湖」が一夜にして出現した原因がありそうです。
私は、2時くらい徐々に水が増えて来たのを知りました。
ガソリンスタンドの屋根に、20数人登っていたそうです。
川となった道路に突っ込んでいった消防車が立ち往生したという噂も。
行く方不明になった人を呼ぶ声が、聞こえていたという周辺情報。
その彼女は、川の西岸にあるポンプ場で上がったそうです。
ポンプ場の巡回担当者は、お祓いを受けてお札を肌身離さずとなったらしいです・・・噂。
雨男、雨女たちに幸あれ。

上流では、ポンプの能力以上の越流水と吐き出す先の川の水位が高くなり、ポンプを停止したようです。・・・入る所と出す先が一緒じゃあしょうがないでしょう。燃料の無駄です。

行政の指揮系統がうまく機能してなかったようです。
高知市水防本部は夜間、水が押し寄せて来る中での行動は危険ということで、避難勧告を出さなかったようです。
一部の消防団が自主的に「避難しなさい」と告げたということです。


行政の指揮系統なんて、まともでなくて当たり前だと思います。
しかし、次の日もまともでなかったら、無能でしょう。
当日から、統一した指揮系統を期待するなら、軍政に身を委ねた方がいいでしょう。しかし、かけがえのない自由も常日頃から指揮系統に預けなければならないでしょう。私は、御免こうむります。
少々のもどかしさは我慢します。自分の身は自分で守る様にしなければ。

詳しい情報は高知新聞
特集:県都水没
緊急グラフ:県都水没
ドキュメント豪雨禍
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4 Oct.1998
みずもの・・・その1
高知市の東部から水が引いて4、5日後、県立美術館と飯の種のプラントとの間にあるグランドにゴミが集まり始めました。神戸市からパッカー車が来てくれています。
近隣の県、町、市、からも。

美術館の収納品100点ほど浸かったようです。
開催2日経った高知県展の作品も一階にあったのは駄目になり、
造形の部なんかは悲惨で、塩を盛りつけた作品は・・・・跡形もなく。
紙で作った車椅子も・・・・という情報です。
「幻の県展」となると思っていたら。・・・後期は来年の1月に開くそうです・・・

水に浸かってしまった車を、解体屋さんのトラックが満載して走っていました。・・・何処へ持って行くのでしょう。
昨日電柱に、「水浸しの車買います。0120-*****」という張り紙を見つけました。
素早い中古車屋は、浸かった車を県外に売りさばいたという、未確認情報もあります。
十数年前に、高知の中古車屋をたらい回しされていたFIATは、水害のイタリア直輸入だと噂されていました。
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