:: 1 Aug 2012 ::
今年、一つの目標として、スイス以外で有料道路は使わないというのがあります。
Peugeot 308SWのナビゲーションで有料道路を避けるように設定しています。
この設定では、有料道路以外の高速道路、自動車専用道路を使うルートを選定してくれますので、時間の節約になります。
目的地を入力後「short distance」を選ぶと、時には1車線道路を選定してくれたりしますが、Tour de Franceでは、実にうまく機能してくれていて無駄な走行を防ぐ事が出来ました。

ところが、オーストリアの山岳地帯の国道B165の峠で突然、料金徴収ゲートが出現しました。
その手前を左折しろと表示されたのですが、道路脇の草むらに停車して地図を広げるとその先はスキー場で行き止まりです。
さて、どうやって迂回するのかとナビゲーションのルートを見てみると、料金徴収ゲートの直ぐ先でB165に右折で合流しろとなっています。
道路同士が接しているのですが、大きな石を並べて右折なんぞ出きません。
自転車は料金表示がないので無料なのでしょう、サイクリストがその大きな石の間から国道B165に戻っていました。
ナビゲーションに使っている地図データーがいい加減なのでしょう、前日は逆に無料の峠道を迂回させようとやっきになって「make a U turn」と繰り返し指示を出してくれていました。
ちなみに、ナビゲーションシステムはGarminでは無く、地図データーが入ったSDカードに「NAVTEQ」「HARMAN」というロゴが入っています。

ここで、8ユーロ支払って峠を下ると目標達成できなくなっちゃうので、Uターンして有料の印が入っていない国道を使い、51kmほど余分にドライブし、インスブルック経由でスイスに入りました。
まあ、同じ日に峠道の上り下りの素晴らしい景色を楽しめたから「よし」としましょう。
オーストリアの西半分は峠道が豊富で、山岳地帯の風景を楽しめておすすめです。
自転車ツーリングでは、嫌になるほどの数の峠越えを味わえるでしょう、過酷さも味わえそうです。