:: 27 July 2012 ::
オーストリアの西端から少し東へ入ったBraz bei Bludenzのキャンプ場から更に東へInnsbruck(インスブルック)に向かう途中の峠道の下り、眼の前にこの風景が広がり、これを撮らずにどうするとばかりに、ホテルのプライベート・パーキングに駐車してシャッターを押しました。
教会の尖塔の形、茶色の屋根と白壁、Tirol(チロル)地方でよく出くわす風景なのですが、峠道でなければ俯瞰する事は叶いません。
背景の山が、アルプス然としているところも気に入りました。
北イタリアのドイツ語圏である南チロル地方にも、同じ佇まいの集落が点在しています。
1990年代にGiro d'Italiaを追いかけていた時、幾度となくこのような風景を見ていて懐かしい風景です。
オーストリアのチロル地方とイタリアの南チロル地方は元々、オーストリアのチロルとして同一の地方だったのですが、第一次世界大戦後に分割されて今に至っているという事です。
ドロミテの代名詞ともいえる奇怪な形の山々、同じような山々をオーストリア・チロルでも見ました。