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Euro-Memo 2011

Mont-por

耕して天に至る

:: 12 Aug. 2011 ::
まさに「耕して天に至る」の風景がポルトガルの山岳地帯にありました。
標高1,100m程の道路からの眺めです。
北部のDouro(ドウロ)川地域で町に切れ間がない程の人口密度の高さに驚いてしまい、ちょっと嫌気がさしていたのですが、一山越えたあたりから町と町の間の距離が大きくなり運転にも気持ちにも余裕が出てきました。
Evora(エボラ)まで南下するのに最短距離を選んで、その途中の町をGarmin Edge 705に入力し、ナビシステムに従ってドライブ、そしてこの風景に出会いました。

標高1,000mを超える稜線に大集落が形成されていました。それも1つや2つではありません。
牧草地なのか穀物や野菜のための畑なのか分かりませんが、小石を積んで斜面を分割しています。
その狭い領域の数も、集落の家屋の多さと同様に半端ではありません。
ちょっと狭すぎるのではないか、農家として成り立っているのか、生活が大変そうだと、他人事ながら心配してしまいます。
そしてその山を下っていると、耕作放棄されたとおぼしき小石で分割された段々畑の雑木が、最近起きたと思われる山火事に焼かれていました。
火の始末が悪いのか、乾燥と高温のせいなのか、山火事が多いのもポルトガルの山岳地帯の特徴で、鎮火して燻っている山肌を間近に見ながらという事もありました。

upload:15 Aug. 2011
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