:: 31 July 2011 ::
私のTour de FranceがGrenobleでの第20ステージで終わった後、Grenobleから50km程北にあるCamping Municipal(公営キャンプ場)の木陰で、さてこれからどうしようかという思案の材料に週間天気予報を無料のWi-Fiを使って見てみると、アルプスは期間の半分以上が雨で気温が上がらないらしいという事がわかりました。
雨とアルプスの寒さに閉口していたので、雨をやり過ごそうと南仏Orangeとローヌ川を挟んだ丘にあるキャンプ場に移動しました。
目論みどうりに、東の空が真っ黒になっていても小雨がぱらつく程度で快適な2泊となりました。
途中の町のCamping Municipalで1泊した後、ピレネーのLourdesから東に10kmのOrinclesという村にあるCamping a la Ferme(農家キャンプ場)で、スペインに越境するまでの日にち調整のために長期滞在しました。
着いた日から快晴が続き、キャンプ場周辺の丘やCol du Tourmaletにサイクリングしたり、時間と共に移る木陰を求めながらポルトガルのドライブ・プランやスペインの村巡りプランをねっていました。
Col du Tourmaletに行ったのはサイクリングの2日目で、気持ち良い快晴で気温もさほどに上がらず快適でした。
しかし、運悪く日曜日で車が途切れることなく、ディーゼルエンジン特有の排ガスの匂いが少なからず気になりました。
切り通しの頂上に置かれたサイクリストのモニュメント、両脇の売店とレストランの趣は相変わらずでした。
レッグウォーマー、アームウォーマー、レインジャケットのフル装備が必要なほどに涼しすぎるダウンヒル、あるコーナーでおやっと思いつつも道なりに下ると、見慣れた風景とは違っていました。
以前、ダウンヒル中に横目に見ていた、一度離れて途中で合流する2車線の立派な道路に知らず知らずに導かれていたのです。
以前にダウンヒルしていた道路との合流点の標識では、自然とその道に導かれるようになっていて、以前の道はD918の後にAと付けられ、自転車マーク付きの標識で表されていました。
そして、「Col du Tourmalet」の下に「Voie Laurent Fignon」、ガンで亡くなった往年のTour de Franceの覇者ローラン・フィニョンを記念した道になったようです。
Lourdes(ルルド)の東20km、Bagneres de BigorreのCol du Tourmalet側の町外れのホテルの敷地内の一角にローラン・フィニョン記念館のような建物がにあったのですが、無くなっていました。
2008年には、手前の標識と共に存在していたのに、どうなっちゃたのでしょうか。