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Euro-Memo 2009

Fuel Filter

燃料フィルター

燃料計の左下にオレンジ色で点燈しているのは、燃料フィルターが詰まったという警告ランプです。
昨年に引き続き、今年もこれにしてやられました。
昨年の秋は12,000km程走行してから、スペインの山道を登っていて点燈、その状態でもパワーが下がるわけでも無かったのでそのまま1,000km以上走行してしまいました。
点燈した時に行方不明だったマニュアルを見付けて、これはさすがにやばそうだと、ガレージ(修理工場)に行って点検して貰うと、「デンジャラスな状態」だと言われてそのMegane Wagonはそこに置かれたままで、ルノー・ユーロ・ドライブ・アシスタンスによる2度目のレンタカー手配となってしまいました。(1度目は追突された事故で)

今年は、イタリアの山道を登っていて最初の点燈、走行距離は4,900km程でした。
マニュアルには、理解不能なフランス語で「60km/h、100km、Garege」という語句が並んでいたので、60km/h以下の速度で100km以内のガレージへ持って行きなさいという指示と理解し、翌日Bolzano(ボルツァノ)の修理工場で見て貰うと警告ランプの絵柄から想像できる通りの燃料フィルターが詰まっているとの事。
どうやって修理するのかと思えば、パソコンをつないでエンジン回転数2,000rpmのアイドリングを1時間あまり、それで見事に燃料フィルター復活。
その修理工場でも60km/hとしきりに言うし、ルノー・ユーロ・ドライブ・アシスタンスのおにーさんも電話の向こうで、また点燈したら60km/hで走行するようにと言っていたので、その速度を守って修理工場に持って行けばよいと理解しました。
それにしても5,000kmも走行していないのに詰まってしまうのかい、やっかいなものだなあ、次は10,000kmで修理工場行きか、えらい車にあたってしまったものだと、今年の不幸をなげいていました。

ところが意外と早く、同じ警告ランプが点燈してしまいました。
場所はオーストリアからスイスに入った山道、やはり登り坂で走行距離5,660km、なんと660kmでまたもや燃料フィルターが詰まってしまったのです。
その日は金曜日、その日から連泊する事になってしまったキャンプ場でルノーのガレージを教えてもらって、翌週の月曜日に持って行きました。
エンジン回転数2,000rpmで1時間あまり放置、またもや見事に燃料フィルター復活。
そのガレージで燃料フィルター詰まりを起こす原因を教えてもらい、ルノーからFAXで送られて来た英語の指示書を貰いました。

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平均速度60km/h以下で長時間運転して20km毎とか頻繁にエンジン・ストップを行うのはだめ、そうした場合は60km/h以上で1分間以上走
行しなさい。
もし、平均速度60km/h以下で走行中に燃料フィルター・ランプかワーニング・ランプが点燈した場合は、エンジンを止めないで60km/h以上で1分間以上走行するか、最大20分間のアイドリングを行ないなさい。
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といったような事が書かれていると貧弱な英語力で理解しました。

指示書のような運転を行なっていれば、燃料フィルターはセルフクリーニングされる、80km/h〜110km/hで走行するのがベストであると、ガレージのエンジニアも言っていました。

エンジン回転数2,000rpmあたりをキープしていれば、セルフクリーニング効果で、燃料フィルター詰まりは起きないだろうと理解して、一般道路での低燃費走行はあきらめて運転しています。
山道などで低速運転した後は、直ぐにエンジンを止めずにアイドリングを心がけています。
しかし、平均速度60km/h以下で走行する事まかりならぬ。・・・こんな燃料フィルター、日本では使えませんなあ。
ちなみに、私のMegane Wagonはディーゼル・エンジンです。ガソリン・エンジンだったらこんな事は起きないのだろうと思います。

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追記 : 13 June 2009
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指示されたように運転していたのに昨日、積算9,740kmでまたもやこの警告ランプが点燈してしまいました。
幸運にも、2回目の燃料フィルター復活をしてもらったガレージの近くだったので、エンジンを停止すること無くそこに直行すると、60km/h以上で40km程走行してみろとの事で、その倍の距離を走行してみましたがランプは消えませんでした。
ガレージのエンジニアによると、点燈していてもパワーが落ちなければ「ノープロブレム」、ここは手一杯で他の場所で詰まりを解消して貰えとの事でした。
昨日は金曜日、月曜日にどこかの町で詰まりを解除して貰うか、それに掛かる費用は、ルノーユーロドライブの保険適用外だとそのガレージで言われていましたから、パワーが落ちなければそのままにしておくか、迷うところです。
スイスなどのような山岳が多い所では、頻繁な詰まり解除に金を食い、「使えない車」なのでしょうか?

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訂正 : 1 May 2012
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燃料フィルターではなくて、排気ガス中の粒子を取るフィルターでした。
実は、帰国して調べてみると粒子フィルターは、ディーゼルエンジンの泣き所である粉塵を取るものという事が分かりましたけれど、ここのページは放置プレーしてました。
2010年のEuro Driveでは、新型のMegane Estate(Wagon)が投入されました。
運が良かったのか、あるいは当然なのか、3ヶ月で21,612kmのドライブで糞詰まり警告灯の点灯はありませんでした。

upload:4 June 2009
Paint
rr
Venezia
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Fuel Filter
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Bottle
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Bottle
ff

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