:::: 25 Sep 2004 ::::
スペインからフランスに入った頃から、Chamonixに行ってアルプスの山々を眺めようと思っていました。
高い料金払ってでもロープウエイで山頂近くまで行ってみたくなり、Mont Blancが目の前に見えるであろうAiguille du Midiに往復で34ユーロという、8月のピレネーの農場キャンプ場10連泊に匹敵する大枚をはたいて、雲の上へ行きました。

標高3842mのAiguille du Midiにはロープウエイを2本乗り継ぎ、最後はエレベーターで着くのですが、外に出るとそこは「冬」。
-10度の白い世界が拡がって何も見えず、時々訪れる雲の合間にモンブランの欠片が見えるのみでした。
2本目のロープウエイに乗る時に、展望が開けそうな天候には少々遠そうだとは思っていましたから、しょうがないですけど。
風除けが無い最上部で我慢できるまでとどまり、冷え切った頃にエレベーターで下に降りて、暖かい部屋と扉一つで通じているテラスと暖かい部屋を行き来しながら雲の切れ間を待っていました。
２、３時間経つと、雲の切れ間の時間が長くなりエレベーター乗り場に向かう気になりました。
・・・しかし、Mont Blancの欠片が増えたのみで全貌を観ることは出来なかったのです。
エレベーターには、3回乗りましたが・・・・駄目な日のようで・・・

2回目のエレベーターで会った韓国から来た2人のKimさんがその夜、彼らの宿でステーキを焼いて下さって、有り難く頂戴しました。
・・・・2ヶ月振りのステーキでした。・・・旨かったです。
彼らとは3日後にスイスで再会し、同じキャンプ場で、焼き肉とワインを御馳走になりました。
いろんな話も出来て楽しかったです。ありがとうございました。

岩山に強引に張り付いてる要塞のような建物は、暖かい部屋あるいは通路と扉一つで通じるのテラスの1つです。・・・・晴れていれば周りに「何か」が見えると思います。