:::: 10 May 2004 ::::
Giro d'Italia 第2ステージのゴールPontremoliは、Parmaから海岸線のLa Speziaに抜ける高速道路と国道に沿った小さな町です。
山間にあるその町の中心は広場に面して教会の塔が建っているという、イタリアの何処にでもあるごく普通の町の風景でした。
広場に面している建物は、それなりに奇麗な外装を保っているようでしたが、そこまでに至る石畳の小径の周りの背の高い、石で作られた建物はくすんだ色調で人影も疎ら、薄暗くて田舎町でなかったら避けたい小径でした。
広場に面した建物には、Giro d'Italiaを歓迎するピンク色を基準にした飾り付けがされているというGiro d'Italiaらしい光景でした。
ジェラート屋のウィンドーに、Marco Pantaniの写真と新聞記事の切り抜きをピンクの台紙に貼付けたのを飾っていました。
まだまだPantaniは、イタリアの「英雄」なのでしょう。
これには、もう彼はいないのだということを実感させられました。
Giro d'Italiaが訪れる他の町でも、同じようなPantaniの飾り付けがされていることでしょう。
ゴールまで数百mの直角コーナーの山の斜面には、過去から現在の有名選手達の大きな似顔絵が飾られていましたが、Mario Cipolliniと並んでPantaniが居たのは何かの意味が有るようにも感じました。