:::: 12 Sep. 2003 ::::
Vuelta a Espana 第7ステージのゴールの麓、フランスのピレネー山中にある温泉町Cauterets は小さな町なのですが、高級そうなホテルや安宿がたくさんあり、スーパーマーケットとではない方のカジノまでありました。
キャンプ場も3つ見つけ、人口密度が低く居心地がよさそうなところに泊まりました。
ほぼ3週間ぶりのフランスのキャンプ場は、予想どうり快適でした。
私にとって快適なキャンプ場の条件は、西日をしのいでくれる木立、日が昇るとともに差し込む陽光、ぺグが痛まない柔らかな地面、土埃が立たないグリーングラス、傾斜がきつくない、無料の温水シャワー、トイレに紙がある、見晴しが良い、静か、犬の糞が転がっていない、と贅沢です。
そんな条件の全てにぴったりと当てはまる所なんて未だありませんが、幾つかは満たす事が出来た良いキャンプ場でした。
観光客か、湯治客らしい人たちが立ち止まって熱心に見ているのは、Cauterets 中心部の広場に張っていたVuelta a Espana のポスターと予告張り紙です。
それまでスペインでは見かけなかった、Vuelta a Espana のポスターを初めて見ました。
ポスターは、安宿や商店にも張ってありましたから、「スペイン人よりもVuelta a Espana に関心が高いんじゃないかなあ。」と思い、「フランス人は自転車競技、自転車が好きなんだ。」と改めて思いました。
フランスに入ってからコースの要所には、Tour de France の時と同じようにフランス警官(憲兵)が数時間前から張り付いていました。
ゴールの山に向かう途中で若いフランス警官(憲兵)が、「ムッシュ、******、シルブプレ」と丁寧にスポンサー名が入った幕の外側に行くように促し、「数10m行けば、崖だよー」と思いつつコースの外側に出ると、「メルシー」。
レースが終わって、観客たちが徒歩や自転車で麓を目指し下っている所へ、関係車両や選手たちが下って来ると、手ぶりで観客たちを道路の端へ導いてくれます。
・・・・・フランス警官(憲兵)は礼儀正しくて、親切です。