タイムリー/ノットタイムリー
Vol.21
Tour de France 2001


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   おわり  1 Aug. 2001
中弛み  17 July 2001 予想  10 July 2001
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1 Aug 2001
おわり
Tour de France が終わりました。
おおかたの予想通りにLance Armstrongがピレネーで総合の首位になりました。その途端に、今年のTour de France に対する興味は薄れてしまいました。
Laurent Jalabertが山岳賞を取ってしまったという意外性はあったものの、体型を絞り切れていないJan Ullrichは健闘虚しく総合2位に甘んじました。

まあ、あんな幅広でTour de Franceに出てきたところで、どうにもならないことは分かり切っていた事でしょうに、いつかはベスト体型でグランツールに出てくるUllrichを見てみたいものです。
VDBをグランツールで見ることよりは、Ullrichがパリで表彰台の真ん中に立つ可能性のほうが大きいでしょうけど..........何とか冬の間に節制してもらいたいものです。
Ullrichには世界選手権もあることだし、Vuelta a Espanaあたりで体を絞りきって、ついでに表彰台の一角を占めて貰いたいというファンもいることでしょう。彼自身もそれを狙っているかもしれません............という期待を少し持って、今年もVuelta a Espanaをささやかではありますが1週間ほど見に行きます。
3ステージ連続山頂ゴールでその最後のステージは、アンドラの個人タイムトライアルという、今年のVuelta a Espanaの美味しいところと、毎晩の田舎料理とボトル1本のワインが、休暇制限令の出た私を待っていてくれます。

Laurent Jalabertの山岳賞なんて、とても想像できませんでした。頭の片隅にでも浮かんでた人はいたのでしょうか。
それもピレネーの第13ステージで単独逃げを敢行して、カテゴリー1級の4つの山岳ポイントを先頭通過してしまうという離れ業を行ったのですから。
総合成績があまり良くなかったので泳がして貰ったというのはあるかもしれませんが、それでもそんな離れ業が出来るなんて、やっぱり大物なんですねえ。
来年、2002年を最後に引退するらしいので、来年は3大ツール全てに出場して山岳賞とポイント賞を狙ってもらいたいという希望をここで述べておきます。ついでに、暫定的なリーダージャージも狙ってくれると面白いですね。

寝不足になってしまうのを嫌ってと、興味が薄れてからリアルタイムで見るのを敬遠していたTour de Franceをビデオで少しずつチェックします。
その内に、また何か感ずるところが出てくるか、出てこないか。
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17 July 2001
中弛み
早々とCasagrandeがリタイアしてしまいました。
万全の状態ではなかったようです。従って、この前の予想の1/3は外れてしまいました。
といっても、US Postal Serviceチームがチームタイムトライアルで4位という結果に終わり、総合上位にArmstrongの影も見えていません。
アルプスの山岳ステージ、第10ステージのl'Alpe d'Huezあたりで、彼の名前が片手で勘定できる位置に上がって来ることでしょう。
マスコミに対するArmstrongのガードの堅さについての話題は多いようで、ボディーガードを雇っているようです。出走前のサインに来る時間を工夫するなど、一生懸命マスコミを避けているようです。(Naco's-pageあたりに)
それほどまでにして、マスコミの相手をしない理由は何処にあるのでしょう。「薬」関係の取材をされたくないからか、いわれのない中傷を避けるため?........喋らなきゃそれに尾っぽを付けて有ること無いことを書かれる心配ないから........でしょうか、野次馬としては興味津々。
昨年の薬物嫌疑騒動が尾を引いていて、フランスのマスコミを嫌がっているといったところでしょうか。

難易度が低いながらも6つの峠を含めた第7ステージで、もう衰えたかなと思っていたJalabertがステージ優勝したのには驚きました。
今年のツール2度目のステージ優勝ですから、まだまだいけそうです。Armstrongに黄色いジャージが渡るまでの一時保持者になるまでもう一息ですが、第10ステージのl'Alpe d'Huezまではもう日がありません。黄色いジャージのJalabertを見ることはないでしょうね。
もう1回くらいステージ優勝するかな?....って思っていたら第8ステージで遅れてしまい総合11位まで後退しちゃいました。で、Stuart O'Gradyが再び黄色いジャージを着て、総合2位のFrancois Simonに4分余りの差、それ以下には20分以上の差を付けてしまいました。
なんでや、と思ったけどビデオ見るのも面倒くさいので、Webで探しました。
Velo Chouchouによると、スタートから5キロ地点での逃げが最後まで行ってしまい、それにうまく乗ったのがO'Gradyということだったようです。
第8ステージは、ツールの中弛みといったところでしょうか。
前日のステージでJalabertの後を追っていて、下りのコーナーで落車してしまったイタリアの新星Ivan Basso(Fassa Bortolo)が鎖骨骨折のため出走しなかったようで、チームにとってはGiroからこっち、不運続きになっています。
じっと我慢、耐えていたらそのうち良いことありますよ、中野さん、永井さん。

今年のTour de franceの見所はl'Alpe d'Huezの第10ステージ(208km)と翌日の第11ステージの山岳タイムトライアル(32km)です。あたりまえながら、ここで黄色いジャージを巡る争いの結末が見えてくるでしょう。
第12ステージから第14ステージのピレネーステージも連続した山頂ゴールですから、このあたりも見所でしょうね。
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10 July 2001
予想
直前まで怪情報が飛んでいたらしい、今年のTour de France、
http://www.nytimes.comにてPantaniで検索すると、こんなん出てました(PMBSからの情報)
Date: July 3, 2001
Pantani Provides Intrigue to Tour
By SAMUEL ABT

Marco Pantani, the Italian cyclist who won the Tour de France in 1998 but whose team was denied an invitation this year, might still make the start of the Tour de France on Saturday.

Source: The New York Times
Section: Sports

某翻訳アプリケーションを使うと。
2001年7月3日、By SAMUEL ABT
マルコPantani(誰のチームが今年送信勧誘を与えられなかったか1998年に、トゥール・ド・フランスに勝ったイタリアのサイクリスト)へのPantani Provides Intrigueが、土曜日にまだトゥール・ド・フランスの開始を作るかもしれません。
............よーわからんけど、Marco Pantaniがツールに出るかもしれないという情報が流れていたようです。まあ、半分冗談でしょうけど。
連勝街道を突っ走りかけているArmstrongに、強力なライバルがいない今年のTour de Franceになんとか話題を作ってみたいという誰かが流したのでしょうね。
LampreチームがMarco PantaniとMario Cipolliniのために、Tour de Franceの席を空けているという情報も以前流れていましたから、それの続編でしょうか。

そういえば、今年のLampreチームのTour de France陣容は、うまくいってイエロージャージと水玉模様ジャージ以外のジャージ狙い、あるいはステージ優勝狙いしか眼中にないように思います。
ある意味、鳴り物入りで入ってきたVDBはすでに首になったか、皮一枚残っているのかという状態のようで、Tour de FranceにVDBを考えていたチームとしては、しょうがないのかと。
毎度ながら山岳の難易度が低いTour de Franceでは、SimoniはArmstrongの敵ではないでしょうから。Lampreチームには、Vuelta a Espanaを期待しましょう。

今年のTour de Franceの1位は簡単です。Lance Armstrongでしょう。
    1位;Lance Armstrong
    2位;Francesco Casagrande
    3位;スペイン人かFassa Bortoloの誰か(Wladimir Belli?)  
と予想しました。
Armstrongに対抗出来るポテンシャルを持ったJan Ullrichは、いくらかブタブタを絞っているように見受けられますが、ちょっと遅すぎたかと思います。彼にピークが訪れるのは、世界選手権でしょう............いや、もう少し早いかな?
で、Giro d'Italiaで警察権力の一斉手入れという不幸に見舞われたイタリア人から、Giro d'Italiaの序盤で手首折ってしまったFrancesco Casagrandeを2位に持ってきます。
たぶん、彼はそれだけの力は持っているでしょう。
3位の名前は浮かばないですが、スペイン人の誰かと思います。
Fassa Bortoloの誰か(Wladimir Belli?)というのは、やはり同情票です............私、Giro d'Italiaのファンですから。

ゴシックネタとしては、Lance Armstrongに裏切り者と言われてしまったTelekomチームのKevin Livingstonと、Lance ArmstrongのためのチームUS Postal Serviceとの関わり方です。
よりによって自分の手下が、ライバルJan Ullrichのアシストになってしまうとは!!
思わず出た「裏切り者」なのでしょう。その失言に対するフォローを彼はおこなっているのでしょうか。

CSでグランツール初の女性アナウンサーが出てきて、市川氏と白戸氏が喋りまくっています。
ほんと、為になる話しをしています。
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