:: 23 June 2010 ::
Sustenpass(2,224m)、Furkapass(2,436m)、Grimselpass(2,165m)を1日にして巡るという、私にとっては快挙(暴挙)を成し遂げました。
いつも使っているInnertkirchenのキャンプ場をスタートして距離120km、総登攀標高差3,500mでキャンプ場にゴールするというループを描いたコースは、数年来の夢でした。
昨年は、Giro d'Italiaが終わってTour de Suisseが始まる迄の間に試みようとInnertkirchenにやって来たのですが、全ての峠は未だ開通していませんでした。
どの峠も6月には開通すると地図には記され、例年なら開通しているのですが、1週間ほど滞在したものの開通する兆しもなく、SustenpassとGrimselpassの閉鎖ゲートまで往復し、昨年は撤退しました。

今年のTour de Suisseは天候が良くなかったのですが、終わった翌日から青空が続いています。
6月21日にInnertkirchenのキャンプ場に到着し、翌日は荷物の整理とドアを開け放ち車の日光浴、そして23日に3つの峠をロードレーサーで巡って来たのですが、20日振りに自転車に乗ると、まさに「行きはヨイヨイ、帰りはコワイ」でした。
最初からローギアを使った事もあり、Sustenpassはまあこんなものかというふうに登れたのですが、Furkapassでは太ももの裏がつってしまい、Grimselpassでは両足に痛みさえ出てくる始末。
自宅周辺の峠を繋ぎ、登攀標高差2,000mほどを週に1日程度はこなしていたのですが、20日間のツケは大きかったです。
Tour de Suisseの期間に、体力維持のために何度か自転車に乗る予定でしたが、生憎の悪天候でそれは成らず。
Innertkirchenに来てから他の手頃な峠を登ってみる事も考えてみましたが、その事に乏しくなった体力を使うと肝心の3つの峠をこなすのが億劫になってしまいそうで、一気にトライしました。

実走時間7時間34分、平均速度15.9km/h、休息と写真撮影時間を入れると8時間49分の苦行でした。
情けない平均速度ですが、無事に帰り着いた事だし、アップかダウンだけのコースで、下りはビビリながらですから、取り敢えずは良しとしましょうか。

翌日、両足のそこら中から痛みの信号が発信してきました。
さて、Tour de Franceまでには筋肉痛がなくなるのでしょうか？ なくなると信じています。