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Euro-Memo 2008

nympheas

Musee de l'Orangerie

2003年と2004年にParis(パリ)を訪れた時Musee de l'Orangerie(オランジェリエ美術館)は改装中で、次にパリを訪れる機会が有れば、改装工事が終わっている事を願っていました。
当初の予定では2003年に終わるはずの改装工事は、予定よりかなり遅れ、2005年に完了したようです。
エントランスから直進した地上階に、Monet(モネ)の大きなNympheas(スイレン)があり、天井の曇りガラス(或いは人工ガラス)を通って柔らかくなった太陽光線下の楕円状の部屋に並べられていました。
雲がやって来て太陽光線をさえぎった時には、少し趣が変わる湾曲した4つのそれぞれが違った表情のNympheasが空間を埋めています。
Nympheasの表情の変化というよりは、Giverny(ジベルニー)の池の表情が季節毎か、一日の時間毎に変化しているというのが正しいのでしょう。
楕円の部屋は2つあるので、8つのNympheasがその地上階にあります。

地下階には、政府に寄贈された画商たちのコレクションが並んでいますが、これも素晴らしいものでした。
モネ、セザンヌ、ルノアール、ルソー、モディリアーニ、ユトリロ、スーチン、ピカソ、ローランサン、マチス、ドラン・・・・見飽きる事は無いぐらいに有名どころが揃っています。
Soutine(スーチン)と、Derain(ドラン)の絵はあまり見たことがないのか他の美術館での印象が薄かったのか、新鮮な印象を受けました。
オランジェリエ美術館は小さいながらも料金は7.5Euro、オルセー美術館が8Euroですから展示物の数からいえば割高になります。
しかし、オルセー美術館の様に上下左右に歩き回らなくても、印象深い絵を見ることが出来、その内容の濃さに満足しました。

Parisに限らないですが公立の美術館は、毎月第1日曜日に入場料が無料になるところが多く、オランジェリエ美術館もそれにあてはまり、次の日曜日が第1日曜日だったので、これも無料のルーブル美術館とセットで再訪し、再び満足な時間を過ごしました。

upload:31 Aug. 2008
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