:::: 15 Aug 2004 ::::
Lourdesから東へ8kmほど離れたキャンプ場からCol d'Aubisqueへ周回コースをとるには、峠の左右どちらから廻るにしてもD937という名前の道路をLourdesに向かわなければならないのですが、当日の道路標識は左矢印の下に有るべき「LOURDES」というゴシック体の文字がスプレーで消されていました。
バスク地方で民族独立運動を展開しているE*Aの仕業かと思ってしうような手法ですが、その下にあるオレンジ色ベースの標識には、D937を左に辿ると到達できる町の名前が記されているのですから「当局」の仕業です。
8月14日、15日はLourdesにローマ法王が訪れてミサを行ったらしく、Lourdesに入るルートが制限されていました。
Lourdes手前のロータリーの標識も「LOURDES」に黒いシールが貼られて、道路案内(?)の警官が立っていました。
私は自転車で走っていたのでその制限には引っかからず、Lourdesから西への20km程は道路規制の恩恵にあずかり、向こうからの車は皆無で同方向の車も数える程しか無く、ディーゼル車の嫌らしい排ガスの臭いから逃れることが出来ました。
実は、キャンプ場のサニタリーにローマ法王行動タイムテーブルが張られていたり、11日あたりから道路規制を予告するらしい看板が道路に立ててあるのに気づき、うまくLourdesを通過できるかと少し不安でしたが、さすがに「有事」に歩行者の次に地位が高い自転車です。
この日も朝は涼しくて、午後から暑くなり水のボトルを3本消費しました。
Col d'Aspinの周回は110km、この日のCol d'Aubisqu周回は131kmですが、かなり消耗度は低かったです。
暑さと、走るのに慣れたせいでしょう。・・・・11日のCol d'Aspinは、およそ3週間振りに自転車に乗ってのいきなりでしたから。