:::: 7 June 2004 ::::
ハンガリーのブダペストを訪れたのは、ドナウ(Donau)川を見るためではなくて、「世界有数のエルグレコ・コレクション」と美術館ガイドブックに紹介されていたブダペスト国立美術館でエルグレコを見るためでした。
しかし肝心のエルグレコは、3点ほど展示されていただけで、「世界有数の・・・」って本当?・・・と思ったのですが、美術館へ向かっている途中で会ったブダペスト在住の日本人が、「あの美術館は、しょっちゅう展示替えしていますよ。」と言っていたので、展示替え毎にエルグレコを小出しにしているのでしょう。
期待はずれでしたが、ルネッサンス以前の宗教画から、ルネッサンス絵画、スペイン絵画、印象派と展示されていて西洋美術の流れを辿るには良い美術館です。
「美しく茶色のドナウ川」は、まさに大河といった存在感があります。
「青きドナウ川」をまだ見たことがありません。
雨がほとんど降らなかった異常気象の昨年のちょうど同じ時期に、チェコのプラハで見たドナウ川も茶色でした。
ブダペストで見た茶色のドナウ川は流れが速く、水位も高そうに感じました。
それは、毎日1度は降る雨のせいでしょう。
地元の観光船やら、ヨーロッパ各地からやって来る観光船の行き来が絶えないBudapestのDonauです。
ブダペストの町は、どこに旧市街が在るのか、ガイドブックを持たない私には掴み所がなかったのですが、ドナウ川の左側に写っているブダ城の城壁に囲まれた一帯を訪れた時にここが旧市街なのだなと思いました。