:::: 22 May 2004 ::::
Giro d'Italia前半の主役だった、若きイタリア人Damiano Cunego(Saeco)が失速してしまったイタリアの東端Triesteでの個人タイムトライアル。
GPM(山岳ポイント)手前の柵が無い数百mは、さながら山岳ステージの様な賑わいでした。
選手を先導する交通警官のバイクが、目の前に現れるまで観客達はコースを塞ぎ選手をカメラに収めたり、声援を送ったりと大変な騒ぎです。
狭い田舎道の両脇に観客達が並び、更に道を狭めているのですから、先導のバイクと選手の選択できるラインなんて無いに等しいです。
去年のVuelta a Espanaの山岳個人TTで一番きつい坂でも同じような状況で、うんざりしてしまいました。
Vuelta a Espanaの柵による規制はGiro d'Italiaに比べればきついはずなのに「何でここは、野放しなんだ。」と思いましたが、Giro d'Italiaでは「こんなものか。」

雨が降ったり止んだりで、暗くなってしまいあまり良い条件ではない中、上はマリアローザのピンク、下はSaecoカラーではないクラッシックな黒で構成されたワンピースで狭きコースに登場したDamiano Cunegoは、総合6位まで下降してしまいました。
総合4位のGilberto Simoniは、自分一人がチームの主役になれると安心出来た事でしょう。
・・・・Damiano CunegoとGilberto Simoniの差は20秒ぐらいなので、まだまだ安心は出来ないかと・・・・野次馬。