:::: 6 Oct. 2003 ::::
10月になるとヨーロッパのキャンプ場は、徐々に閉鎖されていきます。
Vuelta a Espana が終わった翌日、マドリッドからアンドラ経由で2日かけてフランスのAlbi近くの町でキャンプ場を探した時に、閉鎖されていくキャンプ場に対して物悲しさが湧いてきました。
フランスからイタリアに入る前に、キャンプ場ガイドを見ると殆どのキャンプ場が9月いっぱいで閉鎖されているようでした。
気に入っているキャンプ場はガイドでは10月末までオープンとなっていたので、3,4日滞在して自転車でその周辺の町を巡るつもりでそこに行ってみると、門は開いていたもののテントもキャンピングカーも止まっていませんでした。
悪い予感どうりに期間を残しているのにかかわらずクローズと言われてしまい、高速道路を使い50kmほど移動し、Orvieto 近くの湖沿いにある年中オープンしているキャンプ場に落ち着きました。
7時半に暗くなってしまうキャンプ場の一番いい場所は、トイレとシャワールームetc.が複合された建物のそば。
そこをあてがってもらうほどに空いていました。・・・・他の客は闇夜になってからの1組。
3泊しましたが、どの夜も私を入れて合計2組のキャンプ客でした。
そこの場所から眺める湖面と、その向こうの山上の小さな町。
ペグに疲労を与えてしまう固い地面とジェットーネ(コイン状の物)を入れても水しか出なかった日もあったシャワーは好みでないものの、その眺望がそれを帳消しにしてくれました。
日が沈むのに同期して徐々に色が変わる湖面と空、闇夜に点々と灯がともる山上の町、その眺望は私にとってカテゴリー1級です。
適度に西日を遮ってくれる木々が生えているキャンプ場の夏は混雑しそうです。
いい時期に泊まったと思います。・・・・・夏なら横の方から見て混んでいそうなら、サヨナラするでしょう。