:::: 10 Oct. 2003 ::::
イタリアでも最高の料理が味わえると、ガイドブックに載っているBologna から東へアドリア海の方に向かうと、Ravenna という古い町に至ります。
その町には、5,6世紀頃のモザイクを内面に施した宗教上の建物がいくつか残っています。
Fassa Bortolo の永井氏から「モザイク」と聞いた時には、どのようにモザイクを使っているのか想像できなかったのですが、小さくて質素な外観の建物の中に入ると、薄暗い室内が小さい色付き石片を埋め込んで作られた宗教画によって華やいでいました。
たぶん石に着色したのではなくてそういった色の石を砕き、丹念に貼付けていったのだろうと想像するのですが、1500年近く経った今でも鮮やかな色彩と初期キリスト教時代の構図は魅力的です。
そのようなモザイク芸術は、幾つかの宗教上の建物で見ることができ、天井のみならず壁にも施されています。
暗色ベースに小さな黄色(金色)をちりばめたドーム天井に僅かな光を当て、あたかも星空のような効果を出している建物もありました。
他の町の宗教上の建物内に描かれたフレスコ画なんて、霞んでしまうくらいに強烈な印象をモザイク画が与えてくれました。
Fassa Bortolo の中野、永井両氏に連れていっていただけなかったら、その素晴らしさには巡り会えなかったでしょう。
両氏には、他にもいろいろお世話になりました。ありがとうございました。
中野、永井両氏がチームの本拠地Lugo で日常の足として使っている車は、なんと「チームカー」です。
見なれているはずのキャリアを付けたチームカーを待ち合わせ場所で見たときは、おもわず「えっ!」と言ってしまいました。