:::: 26 July 2003 ::::
Tour de France で初めて一日中雨が降った日、ウルリッヒがアームストロングに最後の攻撃を仕掛けるには、天候が過酷すぎたようです。
私が見ていた、個人タイムトライアルのコース中間辺りのPort-St.Pere という小さな町では、時折雨粒が激しく落ちてきました。
Tour de France 100年を祝う文字飾りと、フランスの田舎町らしい鉢植えの花を飾った何かいわく有りげな建物の軒先に陣取った観客たちは、充分な声援は贈りながらもまださほどには走ってくる選手に熱中してないようです。
2時間ほど後に現れる主役たちの為に、エネルギをー節約しているようです。
デジタル・カメラの操作ボタンに、テープを貼って雨に備えましたが、最後まで見てると浸水してカメラが駄目になるだろうし、パリまでの長距離移動を考慮して、雨に濡れた石畳を果敢に攻めながらも慎重に走ってくる選手たちを見るのを1時間ほどで切り上げてパリに向かいました。