| 4月14日 Paris - Roubaix 仏 CDM MEL |
壮絶なレース! 今の自転車選手達は昔の選手達には無かった多くの安らぎがあり、
"楽"過ぎると言う人々もいる。
そして Paris-Roubaix のようなレースもある。
良い天気が続き週末迄乾燥した暖かい天気が続くと予想されていた。
選手達は冷たい雨と泥だらけの石畳に気の重い目覚めを迎えたに違いない。
人が
長寿を尊び祝うように、今年の Paris-Roubaix は人が作り出した物やイベント
としてそう多くない、100年以上100回も継続しておりとても重要な意味を持つ。
本大会はこの回数以上の意味があっただろう。
このレースは予想されていたよりも厳しく、中間地点までに既に重要な逃げ集団
が形成され、4分以上の差を維持していた。
この集団に含まれていたのは16選手:
Cassani, Van Heeswijk, Bodrogi, Horillo, Hunter, De Clercq, Mattan, Tombak,
Korff, Schweda, Eriksen, Hofman, Boonen, Hondo, Klier, Talabardon。
大集団はUS Postal チームが追走のペースを作る。
伊の Enrico Cassani が逃げ集団からさらに小集団を形成し、最初に Arenberg
グの石畳区間に入る。
Arenberg の森でレースの勝者が決まるほど先は短くない
が、この区間で誰がいなくなるかは決定する。
Arenberg の区間を過ぎ、10選手
が先頭に残っていた。:
Cassani, Heeswijk, Bodrogi, De Clercq, Mattan,
Tombak, Schweda, Eriksen, Hofman, Boonen, Hondo, Klier and Gouvenou。
残り80km、集団は2分45秒後を追走。
この集団は結局捕まり、彼らが捕まった直後、残り40km Merignies の石畳区間
で Johan Museeuw が加速し抜け出す。
US Postal のチームメイト George Hincapie
と Tom Boonen が Musseuw を追走し、後ろには小集団が散らばる。
先頭の Musseuw
は素晴らしい集中力で信じ難い力強さで差を広げた。
信じ難いことに Boonen と
Hincapie が一緒に追ってもこの差を詰めることが出来ず、実質的に Museeuw は
その差を広げて行く。
状況は非常に悪く、キャラバンの車数台が道を塞ぐ。
US Postals の2選手は方向転換せざるを得ず、失速する。
Hincapie は溝に落ち、
Boonen は単独で彼を追うことになった。
独の Steffen Wesemann (Telekom) が
Boonen を捕まえ、彼らは役立たない Musseuw の追走。
後ろで、Hincapie は溝
を抜け出し、最初の逃げ集団にいた残党集団に加わる。
独の Steffen Wesemann
とベルギーの若手選手 Tom Boonen が後ろで抜け出す。
Wesemann は Boonen が
ゴールスプリントを仕掛けるのを確認し、この独選手は、この他の逃げ集団に乗
って230kmを逃げ続けて疲弊しきった Boonen を問題なく追い抜いた。
Wesemann
はまるでレースに優勝したように喜ぶ。
Boonen は超人のような走りにハンドル
を叩きつける。
US Postal にとって苦い日、彼らはカードを正しく切ったが、今
日は Hincapie の日ではなかった。
幸いにも彼は落車で怪我を負わなかった。
私は優勝に値する選手かどうかなんてこれまでこれほど本気で話したことは無い。
しかし、Museeuw が100回目の Paris-Roubaix を優勝したことについて優勝するにふさわしいと表現するのはたやすい。
彼は信じ難いほど強かった。
全ての選手が切れて、彼一人で逃げ切った。
彼は本当にフランドルの王者だ!
結果: 261 kms:
1. Johan Museeuw (BEL-Domo) 6h 39:08 at 39.2 kph
2. Stefan Wesemann (GER-Telekom) at 03:04
3. Tom Boonen (BEL-US Postal) at 03:08
4. Tristan Hoffman (GER-CSC) at 04:02
5. Lars Michaelsen (DEN-Coast) at 04:02
6. George Hincapie (USA) at 04:02
7. Thierry Gouvenou (FRA) at 04:02
8. Max van Heeswijk (HOL) at 04:02
9. Nico Mattan (BEL) at 04:02
10. Enrico Cassini (ITA) at 04:02
11. Raphael Schweda (GER) at 04:09
12. Hans de Clercq (BEL) at 08:07
13. Servais Knaven (HOL) at 08:07
14. Frank Hoj (DEN) at 08:07
15. Zbigniew Spruch (POL) at 08:07
3戦後のワールドカップ順位:
1. Johan Museeuw (BEL-DOMO) 170 ポイント
2. Mario Cipollini (ITA-Acqua&Sapone) 120
3. Andrea Tafi (ITA-Mapei) 109
4. George Hincapie (USA-US Postal) 82
5. Fred Rodriguez (USA-Domo) 79
6. Steffen Weseman (GER) 70
7. Peter Van Petegem (BEL) 61
8. Jo Planckaert (BEL) 55
9. Tom Boonen (BEL) 52
10. Markus Zberg (SWI) 51
11. Lars Michaelsen (DEN) 49
12. Enrico Cassani (ITA) 46
13. Tristan Hoffman (HOL) 40
14. Daniele Nardello (ITA) 36
15. Oscar Freire (SPA) 36
==
27. Erik Zabel (GER) 16
チーム別ワールドカップ順位:
1. DOMO (BEL) 33 ポイント
2. Lotto (BEL) 17
3. Mapei (ITA) 15
4. Team Coast (GER) 14
5. Cofidis (FRA) 14
| 4月14日 Klasika Primavera スペイン 1.3 MEL |
1. Angel Vicioso (SPA/Kelme-Costa Blanca) 4h.30:16 at 40.56 kph
2. Unai Etxebarria (VEN/Euskaltel-Euskadi) s.t.
3. David Etxebarria (SPA/Euskaltel-Euskadi) s.t.
4. Juan Antonio Flecha (SPA/iBanesto.com) s.t.
5. Javier Pascual Rodriguez (SPA/iBanesto.com) s.t.
6. Joaquin Rodriguez Oliver (SPA/ONCE-Eroski) s.t.
7. Michael Rasmussen (DEN/CSC-Tiscali) s.t.
8. Jose Azevedo (SPA/ONCE-Eroski) s.t.
9. Gonzalo Bayarri (SPA/Jazztel-Costa Almeria) s.t.
10. Francisco Mancebo (SPA/iBanesto.com) s.t.
独の Jan Ullrich のトレーナー、Peter Becker は Ullrich が今シーズンの序
盤に抱えた問題を克服し、ツールドフランスに適切な状態で参加するのは確かだ
とコメントした。
"神経質になる理由は何一つ無い。
Jan はツールに調整が間に
合う。" と Becker は語った。
| US POSTAL: PARIS-ROUBAIX "超人" BOONEN 3位, HINCAPIE 6位 |
3年間のニアミスの後、やっと United States Postal Service Pro Cycling Team
は今日 Paris-Roubaix の表彰台に立った。
しかし、表彰台に立った USPS の選
手は大穴だった。
たった21歳プロ転向初年の Tom Boonen は彼の経歴中傑出した
成績261kmのこのレースで3位。
一方チームメイトの George Hincapie は6位 -
"北の地獄" で4年間連続の6位。
どんなに Boonen と Hincapie が石畳のコース
をうまく走ろうとも、両者とも Domo の Johan Museeuw に対する回答は無かっ
た。
彼はその伝説に3回目の Paris-Roubaix、ワールドカップ10勝目を加えた。
"今日我々は全て正しかった。" と USPS のチームスポーツディレクター Johan
Bruyneel は語った。
"全てが我々ために展開していた、唯一つを除いて...Museeuw
は強すぎた。今日の彼を倒せるものはいなかった。"
1996, 2000年の Paris-Roubaix 優勝者、残り40km地点で Museeuw は先頭集団 -
Boonen と Hincapie のいた - に攻撃を仕掛け、勝利へ逃げ切った。
昨年 Paris-Roubaix のエスポワールのカテゴリーで4位だった Boonen と Hincapie は他の
先頭集団の選手達を切って Museeuw を追ったが、彼を脅かすことは出来なかっ
た。
"我々は2人の選手が一緒に追ったのに、彼(Museeuw) は2-3km沖にタイムを稼ぎ
続けた。" と Bruyneel は語った。
"チームは良いレースをしたよ。
George も良
い走りだった。Tom も良い走りだった。
しかし、Museeuw が強すぎた。それだけ
だ。
何も言うことは無い。言い訳も無い。
彼はこれまで最強だった。"
最後20km、Boonen と一緒に走っている時、Hincapie は道から外れ、溝に落ちて
ペースが落ちた。
彼は実質的に激しく追い上げる追走集団に飲み込まれ、一方ほ
ぼレース終了まで先頭集団で走っていた Boonen は Telekom の Steffen Wesemann
に最後10kmで捕まり、スプリントで負け、この独選手が2位に入った。
"今日 Tom は予想していたよりも良かった。" と Bruyneel は語った。
"プロ1年
目にして、彼は今年全てのクラシックで良い走りを見せていたが、今日は260km
を超えるレースなのに素晴らしい成績だ。
彼は浮かれることなくこのペースで進
んでいかねばならない。
しかし21歳で、初めての Paris-Roubaix で彼は本当に
素晴らしいよ。
"George はとても調子よく見えたし、一日中とても気持ち良く走っていた。" と
Bruyneel は加えた。
"唯一つ私が感じたのは、Museeuw が攻撃を仕掛けたとき、
George は彼がどれぐらい踏めるか見ていた - そして誰も彼について行くことが
出来ないと知ったとき - 彼は精神的に少しくじけた。
それは普通だと私は思う。
彼は落ち込んでいるが、勝つことがどれほど難しいか私は知っている。"
これまで、表彰台の真ん中に立つことが出来ないが、Bruyneel はチームの力に
とても満足している。
特に昨年チームが全くあのレース終盤で Hincapie のサポ
ートを全く出来無かったことを考えれば。
"我々は序盤から適切な選手 (Boonen) が逃げに入り、この集団に残ることが出
来た。
その一方チームはこの逃げ集団から2-3分遅れで走っていた。" と Bruyneel
は語った。
"チーム全体が全ての(石畳の)区間で集団の先頭で偉大な仕事をした。
いつでも集団の先頭に5-6人の USPS の選手がいた。
我々はここフランドル地方
のレースで良い活動が出来た。
特に昨年と比べれば、偉大なことだ。
全て8選手が
素晴らしい走りを見せた。驚くほどの仕事だったよ"
PARIS-ROUBAIX
1. Johan Museeuw, Domo-Farm Frites; 261 kms in 6:39:08
2. Steffen Wesemann, Telekom; at 3:04
3. Tom Boonen, U.S. Postal Service; at 3:08
4. Tristan Hoffman, CSC Tiscali; at 4:02
5. Lars Michaelsen, Coast; s.t.
***
6. George Hincapie, U.S. Postal Service; s.t.
DNF - David Clinger, U.S. Postal Service
DNF - Antonio Cruz, U.S. Postal Service
DNF - Steffen Kjaergaard, U.S. Postal Service
DNF - Floyd Landis, U.S. Postal Service
DNF - Pavel Padrnos, U.S. Postal Service
DNF - Matt White, U.S. Postal Service
| MAPEI-QUICK STEP: 今後のレースラインナップ |
4月17日 - 66回 Fleche Wallonne - ベルギー
参加選手:
Bettini Paolo, Cioni Dario, De Waele Fabien, Evans Cadel,
Fornaciari Paolo, Freire Oscar, Noe Andrea, Paolini Luca
スポーツディレクター: Vanderaerden Eric
4月17-21日 - XXXIX Vuelta Ciclista a Aragon - スペイン
参加選手:
Aggiano Elia, Bramati Davide, Canada David, Horrillo Munoz
Pedro, Martinez Miguel, Ratti Eddy, Trampusch Gerhard, Wegelius Charly
スポーツディレクター: Suarez Cueva Jesus
Brian Stephens コーチ
今週末 AIS Mapei Aqua チームは伊の Liguria 海岸線で行われた150kmエリート
レース Trofeo Strazzi に参戦。
コースは約15kmの二つの大きな登りを含み、そ
して長い下りの後15km平坦を走ってゴール。
動きは最初の登りであり、Bruce
McIntosh を含む約80選手が涙を呑む。
登りで、Ashely Humbert が期待できる約
25選手程の逃げに乗るが、一旦は差が開いたものの約20kmで捕まる。
本当の振い
落しは2つ目の登りで、Ashley と共に Daniel Mackey, David Pell, Gene Bates
が脱落。
この登りで39選手が先頭集団を形成し、Dave McPartland, Adrian
Laidler, Jeremy Yates がここに残る。
この集団は下りで分断され、15選手が先
頭集団を形成。
チームの選手はここから全て脱落。後ろに残された選手達はレー
スに参加すべく努力をしたがかなわなかった。
Jeremy が集団スプリントでたや
すく勝った。
レースはポーランド選手 Tomasz Dejewski が優勝。
32回 Trofeo Attilio Strazzi, 150.8km, 平均速度 40.432kph, 180出走, 87完走
1 Tomasz Dejewski (Pol) National Pacific 3h43'47"
2 Stefano Boggia (Ita) Vezza Brunero @st
3 Mark Scanlon (Irl) la Pomme Marseille @st
4 Manuele Mori (Ita) Casprini @st
5 Luca Solari (Ita) Marchiol Hit @st
16 Jeremy Yates (NZ) AIS Mapei Aqua @1' approx
28 Dave McPartland (Aus) AIS Mapei Aqua @st
30 Adrian Laidler (Aus) AIS Mapei Aqua @st
