InfoCiclismo
原典:Frank Gonzalez infociclismo
翻訳:Togo Mikio
Frank Gonzalez氏と東郷幹男氏に感謝します。
InfoCiclismoの元となる
ヨーロッパサイクリングレポートの購読は無料です。
原文(英語)を購読したい読者は是非
infociclismo-subscribe@eGroups.com
に空メールを送ってください。

  インフォチクリズモ 5月15日  http://www.infociclismo.com
  5月13日-6月4日 GIRO D'ITALIA 伊 UCIクラス グランツール
STAGE 2:
今日の第2ステージは、伊の Cristian Moreni (Liquigas) がステージ 優勝し、同胞の Mario Cipollini (Saeco) からリーダージャージを奪った。
こ のステージは激しい雨によって路面が滑りやすくなった事から、選手達が慎重に 走ったために予想されていたよりも複雑になった。
再び Paolo Savoldelli (Saeco) に悪夢が襲い掛かる。
昨日はゴール手前10kmで落車に巻き込まれ、今日はパンク に見舞われて貴重な数秒を失った。

この日の緩やかな登りで、6人の先頭集団が最大3分のギャップを開き、レースの 主役となる。
この集団にはコロンビアの Hernan Buenahora が入っており、 Cipollini からリーダージャージを奪おうと機を伺う Jose Enrique Gutierrez (Kelme-Costa Blanca) が後からこれに追い付いた。
Gutierrez がこの集団に追 い付いた少し後に、Moreni が攻撃を打ち上げた。

Saeco チームは逃げ集団を捕まえようと努力したが、Moreni の決死の攻撃はこ の日を飾るにふさわしく、伊の Matteo Tosatto とオランダの Karsten Kroon を下しゴールする。
集団は30秒遅れでゴール。
ステージ 2, Terracina 〜 Maddaloni, 232 km:
 1. Cristian Moreni        (ITA/Liquigas)  6:15:18 at 37,090 km/h
 2. Matteo Tosatto         (ITA/Fassa)       at  5
 3. Karsten Kroon          (HOL/Rabobank)     s.t.
 4. Jose Enrique Gutierrez (ESP/Kelme)       at  6
 5. Elio Aggiano           (ITA/Vitalicio)    s.t.
 6. Hernan Buenahora       (COL/Selle)       at  7
 7. Andrea Noe             (ITA/Mapei)        s.t.
 8. Matthew White          (AUS/Vini)        at 25
 9. Mariano Piccoli        (ITA/Lampre)      at 29
10. Jeroen Blijlevens      (HOL/Polti)        s.t.
11. Silvio Martinello      (ITA/Polti)        s.t.
12. Mario Cipollini        (ITA/Saeco)        s.t.
13. Dimitri Konyshev       (RUS/Fassa)        s.t.
14. Maximilian Sciandri    (GBR/McCartney)    s.t.
15. Alessandro Petacchi    (ITA/Fassa)        s.t.
16. Angel Vicioso          (ESP/Kelme)        s.t.
17. Gabriele Missaglia     (ITA/Lampre)       s.t.
18. Mirko Gualdi           (ITA/Mobilvetta)   s.t.
19. Marco Pantani          (ITA/Mercatone)    s.t.
20. Jose Luis Rubiera      (ESP/Kelme)        s.t.

総合成績:
 1. Cristian Moreni        (ITA/Liquigas)    9:07:43
 2. Matteo Tosatto         (ITA/Fassa)         at 03
 3. Jose Enrique Gutierrez (ESP/Kelme)         at 11
 4. Karsten Kroon          (NED/Rabobank)      at 13
 5. Andrea Noe             (ITA/Mapei)         at 22
 6. Mario Cipollini        (ITA/Saeco)         at 26
 7. Jan Hruska             (TCH/Vitalicio)     at 28
 8. Paolo Savoldelli       (ITA/Saeco)          s.t.
 9. Elio Aggiano           (ITA/Vitalicio)      s.t.
10. Hernan Buenahora       (COL/Selle)          s.t.
11. Jose Luis Rubiera      (ESP/Kelme)         at 34
12. Matthew White          (AUS/Caldirola)     at 35
13. Gabriele Missaglia     (ITA/Lampre)         s.t.
14. Mirko Gualdi           (ITA/Movilbetta)     s.t.
15. Juan Carlos Dominguez  (ESP/Vitalicio)      s.t.
16. Marco Velo             (ITA/Mercatone Uno) at 36
17. Davide Rebellin        (ITA/Liquigas)      at 37
18. Giuliano Figueras      (ITA/Mapei)          s.t.
19. Chann McRae            (USA/Mapei)          s.t.
20. Dario Frigo            (ITA/Fassa)         at 38

ステージ
日       ステージ          行程                 距離 (ステージ優勝者/総合リーダー)
5月 13 - プロローグ: Roma-C. Vaticano (ITT)        6       (Hruska/Hruska)
14                1: Roma-Terracina              125       (Quaranta/Cipollini)
15                2: Terracina-Maddaloni         225       (Moreni/Moreni)
16                3: Paestum-Scalea              177
17                4: Scalea-Matera               233
18                5: Matera-Peschici             232
19                6: Peschici-Vasto              170
20                7: Vasto-Teramo                171
21                8: Corinalso-Prato             255
22                9: Prato-Abetone               140
23               10: S. Marcello Pistoiese-Padua 257
24               11: Lignano Sabbiadoro-Bibione (ITT) 45
25  休息日
26               12: Bibione-Feltre              191
27               13: Feltre-Selva Gardena        195
28               14: Selva Gardena-Bormio        205
29               15: Bormio-Brescia              171
30               16: Brescia-Meda                102
31               17: Meda-Genova                 224
6月01            18: Genova-Pratonevoso          176
02               19: Saluzzo-Briancon (FRA)      177
03               20: Briancon-Sestriere (ITT)     32
04               21: Torino-Milano               198
  NEWS CLIPPINGS
  Cycling: Boardman のツール進撃
  Robert Philip
人間の限界を越えた21日間の修行の向こうに勝利の虹を目指して Chris Boardman はツールドフランスに向かう。
彼の望みはたった6分、360秒の一日目の午後に行 われるプロローグで役割を全うすること。
この6-7kmの距離のスペシャリストと して、Credit Agricole チームは彼に 1994, 1997, 1998年と同様に前座レース で優勝し、掛け買いのないマイヨジョーヌを手にいれると共に翌日から本格的に 始まるレースを待ち焦がれている観客にアピールして欲しいと期待している。

6年前 Boardman は全く予想外にも、1967年の Tommy Simpson 以来始めての英国 人として最初の3日間マイヨジョーヌを着続けた。
"あの頃は本当に自分がツール ドフランスで優勝できると信じていた。" と彼は自重するように話す。
"97年、 私は総合3位で山岳に入ったが、思い出すのも嫌な霧の中の落車以来全く旨く走 れなくなった。"

"叶わぬ野望と知っているから、今シーズンをもって引退するのに何も思い残す 事はない;
風変わりな表現かも知れないが、私は '自分探しの旅' をしてきたん だ。
そして自分には物事を発掘する能力があると全ての事から納得した。
与えら れた天からの才能で、自分で出来る限りの目標を達成し、オリンピック追抜、ツ ールドフランスのプロローグの優勝、アワーレコード、そして世界選手権等、あ ちこちで成果を上げた。
私は持てる力の全てを絞り出した。
残りの問題は、どの 様に幕を引くかだけではないか?"

'美しい引き際' の為に、この英国で最も成功した男子自転車選手は、ツールド フランスプロローグの4回目の優勝 (そして出来る限りマイヨジョーヌを維持す る)と、1992年バルセロナで獲得した金メダルを9月のシドニーで再び手に入れる のを目標に掲げ、その後マンチェスターのトラック世界選手権で幾つかのタイト ルと共に自転車を下り、Sally-Anne の夫として Oscar, 4, George, 5, Harriet, 8, Edward, 11 のフルタイムの父親となる予定だ。

"多くの運動選手の様にフェードアウトしてゆくのを私は望まない。
何故ならば、 引き際を見据えて自分自身のモティベーションを高めたいからだ。
自尊心のため にも、私はトップレベルでいたい。
現に私よりも私のチームのボス(Roger Legeay) がそれを望んでいるに違いない。;
私は今でも辞められる。
それでも満足だが、 彼に対して大きな借りがあるような気がするんだ。
Greg Lemond が早計な行動を 取った時、彼は私を信頼してチームリーダーにした。"

"打ち解けない、近づき難い冷淡な人間" と言われ続けた Boardman は、Chris Boardman と題した本を出版した:
激しい情熱と共に人を惹付ける広い心とユー モアで書き上げられた自転車のテキストブック。
"私はこれ以上仕事のために自 転車に乗りたくないが、楽しみのために自転車に乗るつもりだ。"

完全な記事は以下のウェッブページで: http://www.telegraph.co.uk/et?ac=002359381548908&rtmo=pIMllbhe&atmo=99999999&pg=/et/00/5/15/sophil15.html

Thanks to Laurie Cousins

  予告
  5月16-21日 GP Cycliste du Midi Libre 仏 UCIクラス2.1
ステージ 月日          ルート
  1   (5月16日): Palavas - Port-Barcares,          193 km.
  2   (5月17日): Port-Barcares - Narbona,          187 km.
  3   (5月18日): Cuxac-Cabardes - Decazeville,     188 km.
  4   (5月19日): Laguiole,                          26 km. ITT.
  5   (5月20日): Saint-Geniez d'Olt - L'Esperou, 184,5 km.
  6   (5月21日): Le Vigan - Sete,                  157 km.

参加チーム:
Telekom,       Collstrop,             Memory Card,     Euskaltel, 
Kelme,         AG2R,                  Besson,          BigMat, 
Bonjour,       Cofidis,               Credit Agricole, Festina, 
Jean Delatour, La Francaise des Jeux, Cantina Tollo,   Fassa Bortolo, 
Liquigas,      Mobilvetta,            Benfica,         US Postal.


Thanks Frank Gonzalez
東郷幹男@東京中野
QFH01400@niftyserve.ne.jp
mikitogo@ns.adgnet.or.jp
--------------------
infociclismo(翻訳:Togo Mikio)Top page
back next
line

Bicicletta Velo Bicicleta
home
Copyright (C) 2000 Masayuki Kusunose