InfoCiclismo
原典:Frank Gonzalez infociclismo
翻訳:Togo Mikio
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  インフォチクリズモ 1月12日
  結果及び概要
  メルボルン - ソレント (160km), 豪 UCIカテゴリー 1.5
男子メルボルン - ソレント杯 (160km):
1. Jamie Drew (Vic)
    及び Stuart O'Grady (SA/Credit Agricole) 4時間10分29秒 同着
3. Michael Rogers (ACT)
4. Jonathan Hall (Vic/Festina)
5. C Hughes (Qld)

女子モーニントン杯 (80km):
1. H Rutherford (WA)
2. J Feldhahn (Qld)
3. K Shirley (NSW)


  ニュース及び特集
  FESTINA 軌道に乗る
昨シーズンのフェスティナの最大の目標は、1998年のツールドフランスで勃発し たフェスティナ事件の悪夢を忘れ去ることだった。
今年、彼等の謹み深いチーム は意外な程の結果を残した。シーズン終了時に20数勝を挙げ、このうちの11は独 のスプリンター Marcel Wust によってもたらされた。

2000年の目標は変えられるだろう。このチームは再びプロトンのエリート集団へ の復帰を狙っている。
予算が大幅に増やされ、増強を行ったことでステップアッ プの土台は作られた。今年でこのチームを指揮して3年目となる Juan Fernandez はこれを理解している。
"復活の準備が整ったように見えるが、我々は急ぐ積も りはないし、緊急性について義務感も持っていない。自然体でやるべきだ。"

このスペインの監督は、これら全ての変更が順応する段階になったことを気づい ている。だから Festina が機能する第一線のチームになったとも言える。
今日 から22日迄、彼等はアリカンテのカルペでミーティングを行い、シーズンに備え る。
"例年よりも厳しいシーズンになるのは覚悟しているが、我々の目標は野心 的だ。メジャーステージレースのどれか一つで結果を出したいと考えている。" と Fernandez は請合った。

このチームの指揮権は、ツールとヴエルタで Festina のリーダーとなる Angel Casero の肩に伸し掛かる。
それにしても、昨年彼がヴエルタを諦めざるを得な くなった原因、アキレス腱の怪我の治療手術を昨日行ったため、このスペインチ ャンピオンは3ヶ月間のレース欠場を余儀なくされるだろう。
この元ツールドラ ブニールの優勝者は、1から1.5ヶ月間の冬の休息や高名な理学療法士の治療を受 けるなど、出来るだけの手を尽くした後に手術を決断した。

Festina はジロデイタリア出場を計画しており、Fernandez は元 Mapei の伊選 手 Giuseppe Di Grande と、Benfica から乱暴な離脱を図ったスペインの David Plaza と契約を結んだ。
またこのチームには、有望なスペインの Joseba Beloki, 仏の Christophe Moreau そして何度も表彰台を経験したスプリンター Marcel Wust がいる。

このチームは変革に苦しんだ。華々しいベテランや仏のスターが去り、ネオプロ や若手の選手達に道が開けた。
"我々はフランス自転車連盟に所属しているが、 スポンサーがスペインの会社のため、私が探し求めているのはバランスだ。だか らチームは仏とスペインの選手で構成されている。" と Juan Fernandez は説明 した。

しかしこの2国のレースカレンダーを完全にカバーする目標が、その他の国で行 われるレース、例えばワールドカップレース等、の参加を犠牲にしている。
"我々は主なレースには行くが、少し努力しなければならないのは覚悟している。" と Fernandez は語った。


  CASAGRANDE の使命: ジロ
Francesco Casagrande の2000年の使命はジロデイタリアと指令された。
この任 務は彼だけのものではない。: これはまた、彼のチーム Vini Caldirola-Sidermec, 新マネージャー Giosue Zenoni 及び新スポーツディレクター Fabrizio Bontempi の使命でもある。
Zenoni は明瞭に ジロを狙うという事はマリアローサを狙うこ とだと話している。これは大きな賭けである。何かの理由で、Casagrande はメ ジャーステージレースの表彰台に立ったことがない。

Casagrande は、5月16日から6月4日まの3週間に最高の体調となるように、理 想的な方法でコンディショニングしてこなければならない。
Casagrande は自分 の仕事を愛する本能的な選手だ。彼にとってレース中または練習中にその情熱を 冷ますのは重大時だ。
目標はジロに向けられればならす、全てがこれを巡って回 る。Casagrande は、やるべき事に調子を合わせられそうだ。
"私はどちらかと言 うと早めに調子が上がるようだが、今回時が熟すまで控え目に調整するように努 力するつもりだ。
他の事を考えながら、シーズン最初のレースは調整のためだけ に走る。エネルギーを無駄使いしないように努め、体調を上げ始めるのは4月に 入ってからと考えている。
ジロを狙うのにこれが大きなギャンブルなのは分かっ ているが、昨年のスイス一周の優勝でこの戦いの勝利を信じる事ができる。今シ ーズン最初の6ヶ月間が私の目標となるだろう。"
と昨年のツールドスイスに優 勝した伊選手はのべた。

今シーズンの Casagrande の調整方法をみてみよう。
"10月20日から自転車に乗る のを止めて、30日間完全に休んだ。11月20日から復活して最初の週は2から2時間 半外に出て、90-100kmに達した。これを20数日間やった。
その後、自分のレベル を明らかにして12月の目標が何であるか、そしてそのための計画を作るためにコ ンコーニテストをやった。"
1ヶ月間は特殊なプログラムだった。: 中程度の強度の練習,繰り返し,負荷トレ ーニング。これらの全てはスピードを重視した運動を交互に行った。

以下にこの時期の Casagrande の一週間のトレーニングメニューを示す:
月曜日:
4時間,平坦で中程度の強度, 1時間楽にして, 大きなギアを掛けて幾ら かのパワートレーニング。最後は小さなギアを使って1時間の登りの練習で終わ る。
火曜日:
3時間の固定ギア(90RPM)
水曜日:
4.5から5時間の中程度の強度, AT閾値まで10分間の登り (4〜5kmの登り を3,4回 kilometers), 抵抗力をつける
木曜日:
疲れを抜く。 2時間楽に走るか休み 最初の3日間をこの後の3日間に充てる
"1月の終わりに、自分がどの程度仕上がっているのか確認するために Monte Serra でテストする予定だ。
その少し後に2月3日から Follonica で10日間の合宿に入 る。: ここでは特に中低レベルのトレーニングを行うつもりだ。長距離を走り、 耐久力を重点にトレーニングする。
私はバレンシアかキアッソのステージレース でデビューしなければならないが、: 最初は焦らない。デビューの3日前に5時間 自転車に乗り、一番長くても4時間以内で楽に走る。
実質的に最も重要なことは、 12月から1月終わり迄私が何をしたかが基本になる。

全てのトレーニングの結果はSRM に記録される。
"それからコンピューターにデ ータをダウンロードして、昨年のデータと比べてみて自分の力がどれ位発達した か見積もっている。" と Casagrande は説明している。
これが几帳面で献身的な Casagrande を表している。"1997年、私の体重は65kgだったが、ツールをスター トした時に61kgだった。
2ヶ月で4kg落ちたが、このレースは良く走れた。現在大 体このレベルで安定しており、63.5kg位、これは以前の私のベスト体重だ。
あと 一月でもう2,3kg落としてお膳立てを整えなければならない。食べ物の誘惑に勝 つのは難しいよ。"


  WELLENS は未だプロではない (Bart Van Hoorebeeck 提供)
Bart Wellens が Palmans か Mapei のどちらからか3月1日にプロに転向するの は広く囁かれていたが、今彼の陣営から両チームとの交渉から一旦離れると声明 があった。今週まで Palmans との交渉は続いているものの、金銭面と Wellens が使うべき自転車で彼等は合意に至っていない。
以前 Palmans は金銭面で Mapei よりも高いと言われており、この見解には驚いた。"


  カリフォルニアの USPS 合宿
U.S.サイクリングチームは1月14日に中央カリフォルニアのアヴィラ海岸で合宿 を開始する。

  フランス風薬物検査
  By RUPERT GUINNESS 1月12日
昨日、自転車競技の世界統治機関が仏自転車連盟と同様の検査を導入したように して、彼等は不味いパイを嫌と言うほど食べさせ続けてきた。
この世界統治機関 (UCI)は、薬物使用と戦うために初めて世界中に強制的に行われる健康検査を明 らかにした。
しかしこの計画、メディカルモニタリング2000は、例えばエリスト ポエティン(EPO)の様な薬の検出や悪用を排除することはできないだろう。
この 計画は、フランスが2年間運用している間、以前の試験方法に合致しないとして UCIが固く拒んできた方法を真似たものだ。

この計画は、薬物の悪用と戦うためにUCIと会長 Hein Verbruggen がフランスと の口論を超えて動いたことを示している。
この計画の採用はUCI議員と仏自転車 連盟会長 Daniel Baal との間で起った論争を発端にして長い間激しく反目して いた Verbruggen が一歩譲ったと考えて良いのかという質問に対して、UCIのソ ースは、"そうとも言える" と述べた。

傷付いたUCIの自我は、昨日の拍手喝采を受けてなだめられたに違いない。
"この計画は非の打ち所がない。UCI が問題を解決し、選手達の健康を維持する ための回答がこれだ。" と豪自転車連盟会長 Ray Godkin は述べた。
この計画に よると、チームに所属する選手全ては登録している期間中2年毎に心臓機能と視 力検査を受けなければならない。フランス国内の様に、各国のチームは彼等自身で 毎年一回血液、尿、心臓検査を行い、同様にして年4回尿及び血液検査が義務づ けられる。
これに協力しない、または異常な結果を示した選手は出場停止処分を 受ける。この計画が効果を上げるかどうかを論じるのは、早すぎる。予算が足り ない自転車後進国については特にだ。

しかし自転車競技の心臓部ヨーロッパではこの新しい手順が歓迎されており、オ ーストラリアでも同様だ。
"もっと検査が増えれば良くなるだろう。"
仏の Credit Agricole チームのメンバー Stuart O'Grady は、UCIがこの計画を成功させたい のならば厳密に実行しなければならないと警告を送っている。
"彼等がこれを成 功させるために最も求められるのは、信念を貫くことだ。ごまかしを無くすため にはもっと議論して変更を加えるべきだろう。"

仏の La Francaise des Jeux チームのメンバー Brad McGee はこの様に語って いる。:
"正しい方向への第一歩だ。このスポーツの未来へはこれ次第だ。これ は大衆広報やメディア対策の目眩ましのためだけに取り入れたのではない。"
今迄UCIはランダム試験を行い50%以上のヘマトクリット値を示した場合、薬物 使用の疑いで15日間の出場停止処分を下すことによってEPOの使用と戦ってきた。

Thanks Frank Gonzalez
東郷幹男@東京中野
QFH01400@niftyserve.ne.jp
mikitogo@ns.adgnet.or.jp
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