2月9-13日 Tour Mediterraneen フランス UCIカテゴリー2.3 |
ステージ 1, Beziers:
地中海ツアーの第1ステージはエストニアの Jaan Kirsipuu (AG2R) がその素晴
らしい好調を示すように接戦のスプリントを制した。
ステージ1は、Carcassone
と Biziers 間の118km。
このステージは、仏の Eddy Seigneur (Jean Delatour)
と Sebastian Joly (Bonjour) の長い逃げに注目が集まった。
残り40km地点で、
この逃げは約2分リードしていたが、ONCE チームが彼等のリーダー Laurent
Jalabert の為に集団の速度を上げたことと、強い向かい風が彼等の望みを残り
10kmで断った。
今日は伊の Mario Cipollini (Saeco) と仏の Richard Virenque
(Polti) にとって試練の日となった。この伊選手は17位に甘んじざるを得ず、
仏選手に至っては全く調子が上がらずトップの Kirsipuu に3分半遅れた。
ステージ 1 結果及び総合:
1. Jaan Kirsipuu (EST/AG2R) 2:20:14
2. Fabio Baldato (ITA) s.t.
3. Enmanuel Magnien (FRA) s.t.
4. Marco Zanotti (ITA) s.t.
5. Tom Steels (BEL) s.t.
6. Zbigniew Spruch (POL) s.t.
7. Mauro Zinetti (ITA) s.t.
8. Markus Zberg (SWI) s.t.
9. Francois Simon (FRA) s.t.
10. Guiliano Figueras (ITA) 5秒遅れ
2月9日 Trofeo Cala Ratjada - Cala Millor スペイン UCIカテゴリー1.4 |
CHALLENGE DE MALLORCA 'ステージ 4':
Challenge a Mallorca の第4レース G.P. Soller は、伊の Paolo Bettini (Mapei)
がスプリントを制して優勝した。
[FRG: UCI のカレンダーは、Mallorca Challenge
のレースをごちゃ混ぜにしているような感じを受ける]
Bettini は、158kmのこのレ
ースを4時間09分02秒で走った。
同タイムで独の Erik Zabel が3回目の2位に入っ
ている。
スタートは昨日と全く同じ展開となった。
スタート直後から高速となり、総合リ
ーダーの Francisco Cabello (Kelme CB) を脅かさない Relax Fuenlabrada チ
ームの Saul Morales が Euskaltel-Euskadi チームの Roberto Laiseka と共に
逃げてペースを上げた。
この二人が9分差をつけた時点で、ステージ優勝を求め
るチームの危機感が高まってメイン集団がこの逃げを潰しに掛った。
先頭を引い
ていた Amica Chips と Festina の仕事を Vitalicio Seguros と Kelme Costa
Blanca が引き継いだ。
Vitalicio は、Igor Gonzalez de Galdeano, Francisco
Cerezo 及び Pedro Horrillo の執拗なアタックによって非常に攻撃的な展開を
見せた。
結局 Kelme Costa Blanca を脅かすことはできなかったものの、レース
は非常に面白くなった。
Puig Major の登りの後のこの日の最後の下り、ゴールまでたった16km地点で、
David Etxeberria が素晴らしい下りの速さを披露したが、既に腹を決めていた
スプリンターを擁するチームから逃げきることはできなかった。
Telekom は、彼
等のリーダー Zabel の為に働いたが、Oscar Freire が Zabel をマークしてお
り、彼はまたしくじった。この漁夫の利を得たのが彼のチームメイト、伊の Paolo
Bettini で、僅差のスプリントをものにして優勝を飾った。
ステージ 4, GP Soller, 158 km:
1. Paolo Bettini (ITA-Mapei) 4:09:16
2. Erik Zabel (GER-Telekom) s.t.
3. Giuseppe di Grande (ITA-Festina) s.t.
4. Oscar Freire (SPA-Mapei) s.t.
5. Erik Dekker (HOL-Rabobank) s.t.
6. Giuseppe Palumbo (ITA-Amica Chips) s.t.
7. David Canada (SPA-ONCE DB) s.t.
8. Jan Boven (HOL-Rabobank) s.t.
9. Freddy Gonzalez (USA-A. Nectar) s.t.
10. Ruben Galvan (SPA-Kelme) s.t.
4レース後の総合成績:
1. Francisco Cabello (SPA-Kelme CB) 13:34:15
2. Pedro Horrillo (SPA-Vitalicio) 13:34:30
3. Erik Zabel (GER-Telekom) 13:34:32
4. Ruben Galvan (SPA-Kelme CB) s.t.
5. Jan Boven (HOL-Rabobank) s.t.
6. Jose Luis Rebollo (SPA-Vitalicio) s.t.
7. David Canada (SPA-ONCE) s.t.
8. Ramon Medina (SPA-Vitalicio) s.t.
9. Juan Miguel Mercado (SPA-Vitalicio) s.t.
10. Felix Garcia (SPA-Festina) s.t.
チーム賞 : Vitalicio Seguros
ホットスポット賞 : Lars Teutenberg (GER)
スペシャルスプリント賞: Rik Reinerink (NED)
山岳賞 : Saul Morales (ESP)
2月8日-20日 Vuelta a Cuba キューバ UCIカテゴリー2.5 |
ステージ及び総合成績, Baracoa to Guantanamo, 153 km:
1- Pedro Pablo Garcia (Cuba-A) 3:43.38
2- Yosvany Gutierrez (Centrales) st.
3- Yosvany Falcon (Cuba-A) "
4- Aldrin Salamanca (Venezuela) "
5- Miguel Arroyo (Mexico) "
6- Omar Pumar (Venezuela) "
7- Robinson Merchan (Venezuela) "
8- Alex Mendez (Venezuela) "
9- Simone Leporatti (Italy) "
10- Eliecer Valdes (Cuba-A) "
キューバ一周に38人の外国人選手が出場している。
Loteria del Tachira (ベネズエラ), メキシコ (国選抜), Stadler-Vc (独),
Amore-Vita (伊), PSK Unit Expert (チェコ), オーストリア/独混成チーム
イタリアオリンピック委員会(CONI) のアンチドーピング調査委員会会長 Giacomo
Aiello が Ivan Gotti に関して、"禁止薬物の使用及び所持" の証拠が少しでも
あった場合、この2回のジロ優勝者は、最高2年間の出場停止処分を受ける可能性
がある。
Aiello は、既に処分の裁定を伊の自転車連盟に任せたが、Gotti はま
たナショナルチームからも外される可能性がある。
Gotti のチーム Polti は、この報告を信じておらず、ジロ,ツール,オリンピッ
クを含めた彼の2000年シーズンの予定に変更はないと確認している。
このチー
ムのスポークスマン Luciana Rota はこの様に説明している。
"3年間に渡って、
Gotti が受けた全てのドーピング検査の結果は正常だった。彼のメジャーレース
出場に危機はない。"
プロフェッショナルサイクリングリーグによれば、この罪の及ぶ期間は96, 97, 98年
の3年間で、彼は1996年だけイタリアのライセンスで走っており、それ以外は Gotti
の自宅のあるモナコのライセンスで走っていた。
この事件の司法権は明確になっ
ておらず、裁判が遅れるかもしれない。
Aiello は加えて: "Gotti の訴訟は、彼がイタリアの市民でありながらモナコに
居住しているために複雑だ。
どちらにせよ、彼は国民が関心を抱く世界レベルの
選手だ。この事から我々はこの訴訟をイタリア自転車連盟とモナコ自転車連盟に
渡したのだ。" と語った。
ドーピング罪は、最高懲役2年の判決を受けることに
なる。
"既に Gotti の弁護士とは相談し、彼等はこの件が一旦連盟に渡った場合10日以
内に決定が下されると私に保証している。この件は2,3週間は遅れるかもしれな
い。" と Polti のスポークスマンは語った。
Alessandro Bertolini, Gianluca Bortolami, Gianni Faresin 及び Giorgio Furlan
も Gotti と同様の状況におかれており、ドーピングについてイタリア自転車競
技連盟から罪に問われている。
ボローニャの判事 Giovanni Spinosa がイタリア
オリンピック委員会のアンチドーピング調査委員会に送ったファイルから、この
5選手の制裁が浮かび上がった。
この分野の権威の科学者3人によって調査された
これらの書類には、血液のピーク値がUCIで規定されているものより高かったと
結論づけられている。
Marco Pantani も同様の境遇に中に置かれている。次は彼
の番か?
1997年と1999年に Gotti はジロで優勝した。しかし、ファンは彼に大喝采する
ことはなかった。
Gotti は集団の先頭を気前良く引く選手ではなく、いつも物静
かな男だ。だから、Pantani が失格となって優勝が彼に跳ね返ってきた年のジロ
において、繰り返されるUCIの血液検査に対して仏の Jalabert と共にレースが
始まったばかりのステージで Gotti が共に抗議しているのはとても尋常でない
と感じられた。
Gotti の栄冠は彼の性格同様に少し暗い。ジロではたった二つの
ステージ(96年アプリカと97年チェルビーニア) 優勝とマリアローサを二日間し
か着ていない。
1999年ジロの勝者、伊の Ivan Gotti は、1998年に彼のヘマトクリット値が許容
されている50%を越えていた理由について、この時期に病んでいた腸内の寄生虫
が原因ではないかと述べている。
禁止薬物使用の疑いで、調査の渦中にある Gotti
のヘマトクリット値は、1998年の2月から6月の4ヶ月間に46.3から50.7%と変動し
ている。
"この期間中私は腸内寄生虫に悩まされていた。だからヘマトクリット値が変動
したのは、その病気に加えて、1998年のジロを棄権した後山岳地で休暇を過ごし
たのが理由だと信じている。" とボローニャとフィレンツェのカラビネーリ(軍
警官)の質問に Gotti は答えた。
Gotti は Michele Ferrari 教授が彼に対して
アミノ酸とビタミン以外の薬物は処方しなかったと主張している。
IGOR GONZALEZ DE GALDEANO インタビュー: |
この若いスペインの選手は1999年ヴエルタアエスパーニャで総合成績2位という
大きな足跡を残し、2000年も再び自分の力を証明したいと考えている。
Q: 2000年シーズンには何を期待していますか?
IG: 今年は自分を確立する年になると思う。
Q: 責任の重さを感じますか?
IG: 義務があるのかどうかは解らないが、原則的に私がずっと夢見てきたチーム
を引っ張る立場にある。
Berzin のケースの様に一年目は非常に良くても2年目で
消えてしまう選手の例が沢山あるので、自分を証明する必要があるんだ。
Q: あなたはリーダーですよね?
IG: 原則的には、昨年の結果を見てみれば私がリーダーだろう。しかし実際は、
他のメンバーだって大きな事ができるはずだ。
それにこのチームでどうせよと命
令を下せるのは、Javier Minguez (スポーツディレクター) だけだ。
Q: どこであなたは自分を証明したいですか?
IG: チームはツールに参加しないので、私はシーズンを二つに分けた。前半は、
チームがまだ出場するかどうか決まっていないけれどジロまでの6月、そして私
の第一目標のヴエルタだ。
Q: ジロでのあなたの目標というのは?
IG: このレースに出場した経験がないにせよ、私の目標は表彰台に立つ事だ。
Q: 昨年ヴエルタであなたは2位だったが、今年は優勝しなくてはならない。
IG: 表彰台で十分力の証明になるだろう。
昨年2位でゴールしたのは確かだが、
何故優勝できなかったのか?
しかし、その後自分で振り返ってみて、Jan Ullrich
が私に4分以上の差をつけて勝っているのに気が付いた。このレベルまで飛び
上がるのは簡単ではない。
Q: ラヴエルタアエスパーニャの距離が短くなりましたが、痛くないですか?
IG: 基本的に私は長距離系の選手だが、不平は言わないよ。コースがもっと爆発
的ならば私に向いているが、それだけさ。
Q: ヴエルタの後にはオリンピックがありますね。
IG: 出場したいと思うが、取り付かれてはいない。もし、ヴエルタで良く走れれ
ば、確実にオリンピックに行くだろう。
Q: 今年 Vitalicio がスポンサーを下りるという事で、選手に悪影響はないですか?
IG:逆に、我々は Vitalicio を継続する気にさせるか新しいスポンサーを見つけ
ようとやる気も倍になっている。
昨年のヴエルタで、アマチュア時代に彼が所属していた Banesto が Igor に興
味を持っていることを彼に知らせた。
"仮定の話であったとしても嬉しい情報だ
った。しかし今は契約は考えていないよ。レベルを飛躍させるには絶好の歳だか
らね。"
水曜日ロシアの自転車競技の長官 Andrei Zakharov は、9月のシドニーオリンピ
ックに間に合うように彼の国の選手の復権をIOC会長 Juan Antonio Samaranch
に嘆願すると述べた。
"我々は明日 Samaranch 氏に状況を弁明する予定だ。" とロシア自転車競技連盟
(RCF) 会長 Zakharov は述べた。
"彼は国際的なスポーツに対して非常に大きな
政治力があるし、国際サイクリング連盟(UCI) 会長の Hein Verbruggen に影響
力を持っている彼が頼みの綱だ。"
先週、ロシアのプロチーム Roslotto の解散によってRCFが支払うべき4年間の負
債$25万が支払らわれなかったため、UCIは同連盟の資格を剥奪した。
この資格停
止はオリンピックを含めて全ての国際レースからロシアの選手を閉め出す事にな
る。
Zakharov は、この問題は Roslotto のスポンサー、今は無き国内スポーツ
基金と Intur-bank が、主に選手の給料に対する清算金として用意される保証金
を支払えなくなったために発生したと述べている。
モスクワの裁判所が RCF の Intur-bank 対する要求を退けたため、RCFがこの債
務を負う事になった。
"この問題は支払う金のない連盟の問題だ。" とRCF会長は
述べた。
"その上、Roslotto が解散してから我々連盟のトップが3回も替わり、
この様な重大時に対してリーダーシップを執る者がいなかった。"
"どの道、生活の全てを賭けてオリンピックに出場するために練習している選手
に責任を負わせるべきではないと思う。
もし彼等(UCI)が望むのであれば、我々
役員を制裁すべきであって、選手達ではない。" Samaranch はモスクワに木曜日
に到着し、ロシアオリンピック委員会と政府の役員達と会議を持つ。
インフォチクリズモの読者 Garry Fryett が、シクロクロスの世界選手権に Danny
De Bie が出場できなかった理由がドーピングの問題ではないかと尋ねたが、Claude
Chatelier が以下のような回答をくれた。:
Danny De Bie が出走できなかったシクロクロス世界選手権は、Gieten (オランダ)
の大会だった。
レースの直前に行われたアンチドーピングコントロールを Danny
De Bie が拒否したため、彼は Roland Liboton と共にベルギーの代表から外さ
れた。この時の代理の選手は Wim Lambrechts (5位) と Paul De Brauwer だっ
た。
追加:
Danny De Bie は1979年の Pontchateau 大会でタイトルを取っている。同
じ大会で、ジュニアの Richard Groenendaal が Emmanuel Magnien との長い戦
いに勝って優勝した。